ヒゲ脱毛を行った後に、どろぼうヒゲと呼ばれる状態になることがあります。せっかく脱毛を行ったのに、なぜこのような状態になってしまうのでしょうか。いつまでこの状態が続くのか気になっている方もいるでしょう。
そこで今回は脱毛後に起こるどろぼうヒゲについて解説いたします。
どろぼうヒゲは脱毛後に起こる場合がある
どろぼうヒゲとは、ヒゲ脱毛を行った後にヒゲが濃く見えてしまう現象のことです。
せっかくヒゲ脱毛を行ったのに、逆に濃くなるのなら意味がないと思うかもしれません。しかし、どろぼうヒゲとはあくまでも一過性のものであり、その状態がずっと続くわけではないので安心してください。また、脱毛が失敗したというわけでもありません。
どろぼうヒゲは必ず起こるというわけではなく、人によって差異があります。しかし、脱毛を行った直後に見栄えが悪くなってしまうという問題があるので、事前に対策について考えておくことが大切です。
どろぼうヒゲが起こる原因
どろぼうヒゲが起こる原因は、大きく2つあります。どちらも脱毛の特性上、仕方のないものであり、避けるのは難しいです。
- 光によってヒゲが膨張する
- 毛穴が狭くなる
光によってヒゲが膨張する
レーザー脱毛や光脱毛は、ヒゲに光もしくはレーザーを照射することによって脱毛効果を得ています。光もしくはレーザーが照射されたヒゲは、膨張して大きくなり一時的に毛穴の中に残るので、施術を行う前と比べてヒゲが濃く見えるようになってしまいます。実際にヒゲが増えているわけではなく、毛穴が詰まっているから濃く見えているだけです。
しかし、一時的に毛穴に残っているだけなので、自然に抜け落ちていき濃く見えることはなくなります。
毛穴が狭くなる
毛穴にヒゲが残っているのにすぐ抜け落ちないのを不思議に思う方もいるでしょう。レーザー脱毛や光脱毛によって光が照射されると、肌にエネルギーが加わり、毛穴が狭くなってしまいます。
これによって毛根からはヒゲが完全に抜けているにも関わらず、毛穴が狭くなったことで抜け落ちることができないという状態が発生します。しかし、毛穴の状態も一過性のものであるため、次第に元に戻ります。
どろぼうヒゲが続く期間
どろぼうヒゲが続く期間については個人差がありますが、一般的に3日~2週間程度とされています。脱毛を複数回繰り返していくと、ヒゲの量が減っていくのでどろぼうヒゲが目立つこともなくなります。
つまり、どろぼうヒゲに悩む可能性が最も高いのは、ヒゲ脱毛の初回です。初めてヒゲ脱毛の施術を受けるという方は、マスクやコンシーラーなどのヒゲを隠すことができるアイテムを準備しておきましょう。
それらを使いながら一定期間我慢すれば、次第にどろぼうヒゲは気にならなくなっていきます。ヒゲ脱毛の効果もそのタイミングで強く実感できるでしょう。
どろぼうヒゲを解決する方法
どろぼうヒゲは一過性のものであるため、放置しておけば次第に解消されます。しかし、面接や食事会などヒゲを隠せないシチュエーションが控えている方は、すぐにどろぼうヒゲを解消したいと考えるでしょう。
どろぼうヒゲを解消するための方法は、以下の3つです。
- ヒゲをより丁寧に剃る
- 肌の保湿を行う
- コンシーラーやファンデーションを活用する
ヒゲをより丁寧に剃る
ヒゲ脱毛を行った後は、ヒゲの毛質が柔らかくなるので、普段と比べてヒゲが剃りづらくなります。そのため、剃り残しができてしまい、よりどろぼうヒゲを目立たせてしまうので、普段よりも意識してヒゲを剃ることを心がけてください。
また、無理やりヒゲを剃ろうとすると、剃りづらいので力が入ってしまい、肌を傷つけてしまう可能性があるので、肌を傷つけないように細心の注意を払うことも忘れないようにしましょう。
肌の保湿を行う
保湿を行うことで、肌の毛穴が狭くなっている状態が落ち着き、ヒゲが抜けやすくなります。また、ヒゲ脱毛後は肌が乾燥しやすくもなるため、その対策としても保湿を行うことは欠かせません。
肌が乾燥していると別の肌トラブルも起こりやすくなるので、十分に注意してください。乾燥によって炎症が起こってしまうと、肌の赤みが強くなり、よりどろぼうヒゲが目立つ状態になってしまいます。
コンシーラーやファンデーションを活用する
コンシーラーやファンデーションを使えば、どろぼうヒゲを目立たなくすることができます。一定期間目立たなくすることができれば、自然とどろぼうヒゲは解消されていきます。
肌に負担もかからないので、おすすめの解決方法の1つです。
どろぼうヒゲ対策でやってはいけないこと
どろぼうヒゲになる可能性があると理解していても、実際になると気になってしまう場合があります。気になってついついどろぼうヒゲを処理しようとする方は多いですが、絶対にやってはいけないことがあるので注意してください。
- 肌に負担がかかるムダ毛処理
- 脱毛部分には触れないように
肌に負担がかかるムダ毛処理
ヒゲ剃りでヒゲの処理がしづらかったとしても、毛抜きを使って処理するのは控えてください。毛抜きを使ってヒゲを引っ張ると、毛穴から雑菌が入ってしまいます。それによって肌のトラブルが引き起こされる可能性があります。
カミソリを使ってヒゲを剃る
カミソリを使ってヒゲを剃ると、普段よりヒゲが剃りづらくなっているので、より肌を痛めてしまう可能性が高いです。なるべくなら電気シェーバーのような直接肌に接触しないタイプのヒゲ剃りを使って処理するようにしてください。
脱毛部分には触れないように
黒ずみが気になるからといって、手で触ったり洗顔料を使って激しく洗ったりするのは避けてください。いつ落ちるのか気になってしまう気持ちはわかりますが、触れば触るほど雑菌が入りやすくなります。
肌もどんどん傷ついていくので、メリットが一切ありません。どろぼうヒゲが気になったとしても触らないように徹底してください。
また、いつもと同じように洗顔をすると、ボロボロと毛が落ちる場合があります。それ自体はどろぼうヒゲの特性上、起こり得ることなので全く問題はありません。洗顔をする際に触ってはいけないというわけではないので安心してください。
どろぼうヒゲは自然に抜け落ちるのを待つのがベスト
どろぼうヒゲは対策することもできますが、放置しておけば綺麗な状態になるので、無理に肌に負担をかけるのではなく、自然に抜け落ちるのを待つようにしましょう。
見た目が気になるという方は、肌に負担がかからないマスクやコンシーラー、ファンデーションで対策するのをおすすめします。
光脱毛はどろぼうヒゲになりづらい
レーザー脱毛や光脱毛は、どろぼうヒゲになってしまう可能性があります。しかし、この2つを比べると光脱毛の方がどろぼうヒゲにはなりづらいです。
なぜなら、光脱毛はレーザー脱毛と比べてそれほどパワーが強くないからです。ヒゲが膨張したり、毛穴が狭くなったりするのは、光レーザーを照射しているからであり、それが低ければ影響が出る可能性は低いです。
もちろん、光脱毛でもしっかりと脱毛効果を期待することは可能です。どろぼうヒゲが気になるという方は、レーザー脱毛ではなく光脱毛を利用するようにしてください。
脱毛後のどろぼうヒゲはそのままにしておくのがおすすめ
脱毛後にどろぼうヒゲになるのは、脱毛のメカニズム上、仕方のないことです。脱毛効果が出ていないわけではないので、気になる気持ちを抑えて自然に抜け落ちるのを待つのがおすすめです。
どろぼうヒゲを処理することも可能ですが、肌を痛めてしまうリスクを伴います。そのため、なるべく触らないようにしながら対策しましょう。
マスクを着用するだけでもどろぼうヒゲは目立たなくなります。長期間続くというわけではないので、そのままにしておきましょう。