エステサロンの制服には色々な役割があります。実際に多くのエステサロンでは制服が導入されていますが、必要性についてはわからないという方もいるでしょう。
そこで今回はエステサロンにおける制服の役割について解説いたします。
エステサロンの制服の役割とは
エステサロンで制服を利用するのには以下の5つの役割があります。
- サロンの雰囲気が決まる
- お客様から満足してもらいやすくなる
- モチベーションを維持できる
- 仲間意識が生まれる
- 施術を安全に進められる
サロンの雰囲気が決まる
エステサロンの数は多いので、他のサロンと差別化を図るためには雰囲気に着目しなくてはいけません。その雰囲気を作る1つの要因となるのが制服です。制服次第でお客様が感じるサロンへの印象は大きく異なります。
特に個人サロンの場合は、大手サロンと異なりブランドイメージがありません。そのため、サロンの雰囲気やイメージをお客様にアピールして、居心地がいいと感じてもらい、リピーターになってもらうことが大切です。
お客様から満足してもらいやすくなる
お客様はサロンの清潔感を大切にしています。エステティシャンの服装が清潔だとひと目で分からなければ、安心して施術を受けてもらえないでしょう。
お客様は制服によってサロンの清潔感を感じ取ります。制服を着用しているだけで、お客様はエステティシャンに対して信頼を抱きやすくなり、リラックスした状態で施術を受けてもらうことができるでしょう。
モチベーションを維持できる
個人サロンは普段と同じ服装で施術を行うことが可能です。しかし、同じ服装だと、仕事中なのか業務中なのか気持ちの切り替えをするのが難しいでしょう。制服に着替えることで、オンとオフの切り替えを明確にすることができます。
制服に着替えて仕事中という意識を強く持つことで、集中力がアップして施術のクオリティも高くなることが期待できます。責任感も生まれるため、施術中のミスは少なくなるでしょう。
結果としてサロンの評判がよくなり、新たな顧客を確保しやすくなったり、既存の顧客が他のサロンに乗り換えることが少なくなったりします。
仲間意識が生まれる
制服は自分だけではなく、同僚も同じものを着用するため、仕事における仲間意識が生まれます。エステサロンでの施術は一人で行うことが多いですが、施術以外の業務は複数人で対応することも少なくありません。
施術が終わった後に、スムーズにお客様の会計を行うためには、スタッフ同士の連携が重要になります。そういった横の繋がりを強くしてくれるのが、制服の役割です。
また、仲間に迷惑をかけてはいけない、チームとして成果をあげたいという気持ちも強くなるので、施術のクオリティが上がりやすいという効果もあります。
施術を安全に進められる
エステサロンの制服は、施術が滞りなく進むように設計されています。具体的には動作の妨げにならないように、袖が短めになっていたり伸縮性が優れていたりします。
制服の種類によって得られる効果は異なるのですが、施術を行う上でプラスになるのは間違いありません。万が一の施術ミスを減らしたり、サロンの満足感を高めたりするために、制服は役立ってくれます。
エステサロンの制服の種類
エステサロンの制服には、主に以下の3つの種類があります。
- ワンピースタイプ
- パンツタイプ
- チュニックタイプ
それぞれの役割について確認していきましょう。
ワンピースタイプ
女性のスタッフからの人気が高いのがワンピースタイプです。女性らしさが際立つのが特徴であり、着脱もしやすいので動きやすく、エステの施術には適していると言えるでしょう。
人気のあるタイプであるため、デザインも豊富で、カラーリングのバリエーションもたくさんあります。
パンツタイプ
パンツタイプの制服は、フォーマル感を演出しやすいのがポイントです。また、スカートにありがちな、裾を何かにひっかけてしまうというトラブルが発生しづらいのもメリットです。
パンツタイプの上着として人気なのがカットソーであり、顔回りがすっきり見えやすいという特徴があります。鎖骨のラインが見えやすくなるため、女性らしさを見せたい場合にもおすすめです。
チュニックタイプ
チュニックタイプは、エステサロンはもちろん、医療や介護の現場でもよく使用されている制服です。襟元が女性らしく、ウエストが引き締まって見えるシルエットになるのが特徴。
フォルムが非常に美しい制服なので、エステサロンに高級感を出したい場合には重宝します。また、素材やデザインの幅が広いため、お店に合わせて色々なバリエーションの中から気に入ったものを選べるという点もメリットです。
エステサロンの制服を選ぶポイント
エステサロンの制服を選ぶ際は、以下の3つのポイントに着目することが大切です。
- 与えたいイメージに適した色合い
- 施術のしやすさ
- 手入れのしやすさ
与えたいイメージに適した色合い
「清潔感や安心感を重視したい」「高級感や重厚感を出したい」など、エステサロンによって与えたいイメージは様々です。イメージに適した色を選ぶようにしましょう。
エステサロンの制服で使われることの多い色ごとに、どのようなイメージが与えられるかを紹介いたします。
白
最も一般的なカラーであり、清潔感や安心感を与えたい場合に使われることが多いです。しかし、汚れが目立ちやすいので、綺麗に使わないと逆効果になってしまう点には注意しなくてはいけません。
黒
高級感や重厚感を演出したい場合によく用いられます。富裕層が利用しているエステサロンでは使用されていることが多いです。
ピンク
女性らしさを演出したい場合に利用されることが多いです。女性専用、美容系のサロンではよく利用されています。男性にとっては居心地が悪いと感じられやすい色合いでもあるので注意してください。
青
知性的な印象を与えられる色合いであり、爽やかなサロンイメージを大切にしたい場合によく使われます。少し冷たい印象になってしまうケースもあるので注意してください。
施術のしやすさ
なるべく機動性の高い制服を選ぶようにしましょう。エステサロン用に開発された制服であれば、ほとんどの場合機能性においては問題ありません。しかし、人によっては胸元やスカートの開き方が気になる場合もあります。
制服ごとに着心地は大きく異なるので、可能であれば一度着用してから選ぶことをおすすめします。
手入れのしやすさ
エステサロンの従業員が多いと、制服を洗って使い回さなくてはいけません。その際に速乾性や耐久性に優れた素材の制服にしておくと、使い勝手がいいのでおすすめです。
手入れのしやすさは見落としがちなポイントですが、洗濯にかかる時間や制服を買い替えるコストを減らすためには、意識することが欠かせません。使用している素材によって特徴が異なるので、購入する際にはよく確認をしましょう。
制服はエステサロンのイメージで選ぼう!
制服を選ぶ際にはエステサロンをどのようなイメージにしたいのかを明確にすることが大切です。制服の色合いひとつをとっても、サロンのイメージは大きく変わるため、制服選びは念入りに行う必要があります。
サロンのイメージが変われば、ターゲットとなる顧客層や集客の効果が変わり、売上にも影響がでます。制服によるサロンへの影響は非常に大きいので、選ぶ際には十分に比較、検討をしてください。