脱毛 2023年02月22日

IPL脱毛とは?効果や特徴について解説

脱毛サロンやエステサロンが取り扱う「光脱毛」。ひと口に光脱毛と言えど、業務用脱毛機によって特徴が大きく異なります。これは脱毛方法がそれぞれ違うからです。

IPL脱毛やSSC脱毛など多くの種類がありますが、それぞれの脱毛方法の強みを理解した上で、業務用脱毛機を選択することが、効果を最大限に引き出す結果に繋がります

今回のコラムでは、光脱毛の中でも「IPL脱毛」ついて詳しく解説していきます。

IPL脱毛とは

光脱毛の種類は、大きく以下の4つに分けられます。

  • IPL脱毛
  • SSC脱毛
  • SHR脱毛
  • THR脱毛

どれも「特殊な光を広範囲で肌に照射して、脱毛施術を行う」という仕組みは同じですが、どこに反応させるのかが違います。

IPL脱毛(インテンス・パルス・ライト)はメラニン色素に反応する特殊な光を肌に当て、毛根の毛母細胞や毛乳頭に熱を発生させることでダメージを与えていく脱毛方法です。

開発されてから比較的歴史が長く、安全性が高いことから、多くの家庭用セルフ脱毛器でも、IPL方式が採用されています。

光脱毛とレーザー脱毛の違いは

実は、エステサロンなどで提供される光脱毛とクリニックなどで提供されるレーザー脱毛と脱毛の仕組みは同じです。

しかし、レーザー脱毛は光脱毛よりも高い出力で施術を行うため、光脱毛よりも早く脱毛完了することが可能となります。一方で、パワーの強さから痛みを強く感じやすくなるというデメリットがあります。

IPL脱毛の特徴

IPL脱毛は、濃いムダ毛に効果的にアプローチができる脱毛方法です。これは、IPL脱毛の特徴が大きく影響を与えています。

IPL脱毛が持つ、6つの特徴について詳しく説明していきます。

  • 部位によって得手不得手がある
  • 光脱毛の中では痛みを強く感じる
  • 美肌効果が期待できる
  • 毛周期に沿った頻度で行うのが必須
  • 日焼け肌や色黒の方には照射できない
  • ジェルでの冷却が必須

部位によって得手不得手がある

前述した通り、ムダ毛のメラニン色素に反応するため、ワキやVIO、ヒゲなど黒々とした毛の太い部位には高い効果を発揮します。ところが、毛が細い産毛のような部位はライトが反応しづらく効果を感じにくいです。

このような特徴から、

  • VIOやワキなど毛が太い部分はIPL脱毛
  • 背中などの毛が細い部分には他の脱毛方法

など、全身脱毛の施術を行う際に、部位ごとに脱毛方式を使い分けるサロンもあります

光脱毛の中では痛みを強く感じる

出力の違いから、クリニックなど医療機関で提供されているレーザー脱毛より、光脱毛は痛みが少ないと言われています。

しかし、「IPL脱毛」は他の「SSC脱毛」や「SHR脱毛」、「THR脱毛」と比較すると痛みを強く感じやすい脱毛方法です。特に、光が反応しやすい毛の太い部分では、より強く感じることがあります。

全体的に太いムダ毛が生えやすいので、メンズ向けの脱毛サロンでIPL脱毛を導入する場合は、痛みへの対策も一緒に考えたいところ。

  • 照射のたびに冷却を行う
  • 冷却機能のあるジェルを塗布する

などに加えて、お客様には日焼けや乾燥に関する注意も促してください。乾燥している肌や日焼けしている方は痛みを感じやすくなります。脱毛期間中は特に、気をつけていただくようしっかりとお伝えしましょう。

美肌効果が期待できる

IPL方式は、脱毛のみに使用されているわけでは無く、シミやくすみ、ニキビ跡など肌の治療にも利用されています

例えば、エステや美容クリニックで提供される「フォトフェイシャル」はIPLの仕組みを使った施術です。

IPLの波長の広さを利用し、フィルターを使って様々な肌の悩みを改善に導きます。そばかすやくすみ、ニキビ、赤ら顔の改善、コラーゲンを活性化させてシワや開いた毛穴、たるみを解消するなど、非常に万能な美容機器のひとつです。

そのため、IPL脱毛によって「そばかすが薄くなった」「肌のトーンが上がった」という口コミも見受けられます。ただし、フォトフェイシャルで使用されるIPLと脱毛機器のIPLでは、出力設定が異なります。IPL脱毛を行うとシミやそばかすが必ず改善できるものではないことを理解しておきましょう。

毛周期に沿った頻度で行うのが必須

IPL脱毛では特にメラニンが多い「成長期」の毛に反応します。そのため、ムダ毛が生え変わるサイクルの「毛周期」に合わせた照射が必須となります。

成長期のムダ毛は全身のうち約10〜20%と言われています。部位や個人差によって、毛周期は異なりますが、2〜3か月程度の期間を空けて、脱毛することが推奨されています

SHR脱毛やTHR脱毛は毛周期の影響を受けない

SHR脱毛やTHR脱毛は、毛根ではなく、バルジ領域(ムダ毛が生えてくるように司令を出す部分)と毛包(毛根を包み込んでいる皮膚組織)全体に働きかける脱毛方法。これから生えてくる毛に働きかける方法のため、毛周期の影響を受けないのが大きなメリットです。

そのため、2週間〜1か月と短い期間でも、施術を行うことが可能なので、比較的早く脱毛を完了することができます。

日焼け肌や色黒の方には照射できない

IPL脱毛はメラニン色素に反応するため、日焼け肌や色黒の方は施術を行えない可能性があります。肌全体に反応してしまい肌トラブルのリスクが上がってしまうからです。他にもほくろや傷跡、ひどい黒ずみが見られる部位も施術できないことがあります。

ジェルでの冷却が必須

IPL脱毛を取り入れているサロンでは、施術前にジェルを塗布する必要があります。これには以下のような目的があります。

  • 熱による肌ダメージの軽減
  • 乾燥の防止
  • 痛みの軽減

ジェルの使用には拭き取りの時間がかかったり、ジェル分のランニングコストが掛かったりとデメリットがあります

一方で、美容成分が含まれているジェルなどお客様の満足度アップに貢献してくれるアイテムにもなり得ます。多くのタイプが販売されているため、比較して自分のサロンに合ったジェルを選んでください。

詳しくはこちら
脱毛ジェルのメリット・デメリット!ジェルあり・なしはどちらが人気?

脱毛完了するまでの回数は?

業務用脱毛器の選び方は?

SHR脱毛やTHR脱毛のような、これから生えて来るムダ毛にアプローチする脱毛方法と比べ、IPL脱毛は比較的早めに効果を実感することができます。照射後1〜2週間程度で毛がポロポロと抜け落ちることが多いです。

ただし、トータルの施術回数には大きな違いがありません。光脱毛では、8〜12回程でムダ毛の生えるスピードが遅くなり、手入れの楽さを感じることが可能です。自己処理がほとんどいらなくなるには、20回程度の脱毛が必要となります。(ムダ毛が生えてくる場所、毛質や肌質によって異なります)

IPL脱毛の場合、毛周期に合わせて2か月に1度程度の頻度で脱毛を行うと、約3年ほど掛かることになります。

IPL脱毛の特徴に理解してマシンを選択しよう

IPL脱毛は、メラニン色素に反応するため、太く黒ぐろとしたムダ毛には効果を実感しやすい脱毛方式です。しかし、背中やおなかのように毛が細い部分は効果が出にくかったり、肌色に左右されてしまうなど弱点もあります。

脱毛方式を正しく理解することで後悔のない業務用脱毛機選びが実現します。

NBSではIPL方式の「施術の痛み」「毛質や肌質に左右される」これらの弱点を克服する最新の「THR脱毛」を搭載したCLEAR/SP-efを取り扱っております。

詳しくは下記のページで詳しく説明していますのでぜひチェックしてください

THR脱毛方式の業務用脱毛機CLEAR/SP-efが支持される理由

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

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