ダイエット効果を期待してキャビテーションを行う方は多いでしょう。しかし、キャビテーションは施術を受けたら絶対に痩せるというものではありません。施術後の過ごし方によって、効果が大きく変わってきます。
今回はキャビテーション後の過ごし方について解説いたします。
キャビテーション後の過ごし方
キャビテーション後は、体が普段とは違った状態になっています。そのため、キャビテーション後の過ごし方には注意をする必要があり、過ごし方によってキャビテーションの効果も変わってきます。
キャビテーション直後は食事を控える
キャビテーションの施術を受けた後は、体が栄養を吸収しやすい状態になります。そのため、キャビテーションの施術の効果がピークとなる術後2時間は食事を控えてください。
また、キャビテーションを行う直前に食事をすると、術後に過度な栄養吸収が行われてしまいます。そのため、施術前30分も食事を控えてください。
摂取カロリーには注意
体が栄養を吸収しやすい状態は2〜3日間続きます。この栄養素の中には脂肪分も含まれているので、その間に高カロリーなものを食べてしまうと、施術前より太ることにもなりかねません。そのため、施術後しばらくは1日1,400kcalを目安にカロリーを摂取してください。
これは成人女性が1日で基礎代謝によって消費するカロリー量と同じです。摂取カロリーをそれより抑えることで、消費カロリーが上回り、体重も減りやすくなります。
水分摂取を行う
キャビテーションの施術後は、分解した脂肪がリンパに乗って流れていき、肝臓へと届けられて処理されます。効率良く脂肪を燃焼させるためには、リンパの流れを活発にする必要があり、そのサポートをする働きがあるのが水です。
水分には肝臓での脂肪分解をサポートする働きもあります。そのため水分補給はどんどん行わなくてはいけません。その際にはジュースのようなカロリーが多いものは、太ってしまう要因になるので避けるようにしましょう。
お茶やコーヒーは、脂肪を燃やす働きをしてくれるカフェインが含まれているのでキャビテーションの効果を高めてくれます。炭酸水は満腹中枢を刺激してくれるので、術後の空腹感がつらいという方にはおすすめです。
アルコールは厳禁
体内に取り込まれたアルコールは、肝臓に送られて分解されます。キャビテーション後の肝臓の働きは活発なので、アルコールを摂取すると脂肪を分解する効果が弱まってしまいます。施術後2〜3日はアルコールを避けるようにしてください。負担を少なくするだけも、施術の前日もアルコールを控えるのが望ましいでしょう。
キャビテーション後は空腹になりやすい
キャビテーション後は、脂肪を急激に消費するので体が栄養が不足している状態と勘違いしてしまい、強い空腹感に襲われてしまう場合があります。空腹に耐えかねて、施術後すぐに食事をしてしまう方もいるかもしれませんが、キャビテーションの効果を高めるためには我慢をしなくてはいけません。仕事や趣味などに集中して気を紛らわせて、空腹感に耐えましょう。
キャビテーション後2時間が経過すれば食事をしても問題ありませんが、満腹になりすぎないように気をつけ、腹八分目を目指して食事をするようにしてください。
キャビテーション後は、普段よりも胃腸が活発に動いているタイミングでもあります。大量の食べ物を摂取してしまうと、胃腸に負荷がかかってしまうかもしれません。下痢や胃痛などに繋がる可能性もあります。
キャビテーション後の食事内容
キャビテーション後は体が栄養を吸収しやすい状態になっているので、食事の内容によっては大きな負担になってしまう可能性があります。体重が施術前より増えてしまう可能性もあるので、キャビテーション後の食事内容には注意してください。
高タンパクで低カロリーな食べ物は、ダイエット食の定番です。
- 高タンパクな食べ物
- 納豆
- 鶏むね肉
- ササミ
- 低カロリーな食べ物
- もやし
- 豆腐
- きゅうり
こういった食材を選んで食べるようにしましょう。キャビテーションによって痩せやすい状態の時に、こういった食事にしておけばさらなる効果が期待できるでしょう。
食事による満足感が心配な方もいるかもしれませんが、鶏むね肉やササミは腹持ちも良く、満足感もしっかりと感じられます。施術後は激しい空腹感に襲われることもありますが、これらは比較的満腹感を感じやすい食材なのでおすすめです。
キャビテーション後は疲労感を強く感じる場合もあるので、施術前に食材を準備しておきましょう。
キャビテーション後に行うべきケア
キャビテーション後は、どうすればキャビテーションの効果が最大に発揮されるのかを考える必要があります。キャビテーションの効果を高めるためには、正しいケアを行うのが欠かせません。
有酸素運動をする
キャビテーション後は、脂肪燃焼が活発に行われているので、それをさらに促進するのが大切です。ウォーキングやスイミングなどの有酸素運動は体脂肪を分解する上で欠かせない酸素を大量に取り入れます。その結果、さらに脂肪燃焼が活発に行われるので、大幅なダイエット効果が期待できるでしょう。
また、好きなスポーツを行うことで、アドレナリンが分泌されて交感神経が優位になり、空腹感を抑えることも可能です。空腹感が強いときに運動をするのはつらいかもしれませんが、頑張って行ってみてください。
ただし、疲労感が残っているので、無理のない範囲で行うようにしてください。目安としては毎日20分程度行うのがおすすめです。
マッサージをする
脂肪を肝臓に届けるリンパの流れをサポートする方法として、マッサージも効果的です。施術した部位のマッサージを行うことで、リンパ液が体を流れやすくなり、より体内から脂肪を排出できます。
キャビテーション後の2〜3日は最も脂肪を分解しやすいゴールデンタイムです。ここから徐々にキャビテーションの効果は薄れていき、 次第に普段と変わらない状態になります。
そのため、キャビテーション後に脂肪燃焼を促すような行動をするのが大切です。キャビテーション後、数日経過してから行動を起こしたとしても施術直後ほどの効果は得られません。有酸素運動やマッサージは、キャビテーション直後には特に念入りに行うようにしましょう。
キャビテーション前の注意点
キャビテーションは胃の中が空っぽの状態で行うのが望ましいです。施術直前の食事は避けるべきなのですが、ある程度時間を空けられるのであれば、食事をしても問題ありません。
しかし、食事内容には注意をしてください。なるべく消化にいいものを食べるようにしましょう。具体的には、野菜やきのこ・海草類、魚や大豆製品などがおすすめです。逆に炭水化物や動物性タンパク質は、消化に時間がかかってしまうので避けてください。
特に揚げ物や肉料理などの油の多い食事は、消化に10時間以上かかると言われています。キャビテーション当日だけでなく、可能であれば前日も食べるのを避けてください。
キャビテーション後の過ごし方で効果が変わる
キャビテーションの効果を最大にするためには、キャビテーション後の過ごし方が大切です。空腹感を強く感じるかもしれませんが、暴飲暴食は避けてください。適度に運動を行って、脂肪燃焼の手助けをしましょう。
キャビテーション後は本記事を参考にして、適切な過ごし方を心がけてください。