ワックス脱毛は脱毛の中でも、比較的手軽な方法です。行うか迷っている方もいるのではないでしょうか。しかし、ワックス脱毛にはデメリットがあるので、それについて理解してから行うのがおすすめです。
今回はワックス脱毛のデメリットについて解説いたします。
ワックス脱毛のデメリット
ワックス脱毛を利用する前には、デメリットについて知っておきましょう。ワックス脱毛によって起こるトラブルを知っておかないと、実施した後で後悔をするかもしれません。
肌トラブルを招く可能性がある
ワックス脱毛は、肌への刺激が非常に大きいため、肌荒れやかゆみなどの肌トラブルを招くケースは珍しくありません。肌トラブルが起こってしまい、脱毛サロンに相談される方もいます。
刺激によって肌の表面を傷つけて、火傷のような症状が起こっている場合もあります。症状のレベルによっては、なかなか治らないこともあるので注意しなくてはいけません。
ワックス脱毛を自分で行う場合はやり方を間違えてしまうかもしれないので、脱毛サロンで行う場合と比べて肌トラブルのリスクはより高いです。
抜くときの痛みが強い
ワックス脱毛は抜く際に強い力をかけて引っ張るため強い痛みが発生し、皮膚が薄ければ薄いほど強くなっていきます。痛みに耐えられると思ってワックス脱毛を始めたけれど、結局最後までやりきることができなかったというケースもあります。
定期的に行わないといけない
ワックス脱毛を行ったとしても、毛が永久に生えてこないわけではありません。個人差はありますが、一定期間経過すると元通り生えてしまうので、綺麗な状態をキープするためには1〜2週間に一度ワックス脱毛を行わなくてはいけません。短期間で繰り返し行わなくてはいけないので手間がかかってしまいます。
費用や時間がかかってしまう
ワックス脱毛に必要なワックスの値段は3,000円〜6,000円程度で、一般的には4ヵ月くらいで使い切るため、1回あたり400円〜800円程度のお金がかかります。そしてワックス脱毛を1回行うのにかかる時間は、慣れによっても異なりますが30分から1時間くらいです。
1回行うだけなら気にならないかもしれませんが、ワックス脱毛は定期的に行わなくていけません。数回に1回はワックスの買い替えも発生するため、長い目で見るとそれなりのコストがかかってしまいます。
ある程度毛が長い必要がある
ワックス脱毛はワックスに毛を粘着させてシートで引きはがすため、粘着できるだけの長さがある毛でなければできません。ワックス脱毛を行った後に、よくチェックしてみると粘着できなかった産毛だけが残っているというケースもあります。
もともと、体毛が短いという方や薄いという方はワックス脱毛を行っても目立った効果が得られない可能性があります。目安ですが、1cm以上の毛が必要と考えてください。
1cmの長さになるまでは毛の処理を行うことができません。そして毛が長すぎるとハサミで軽く整えてから脱毛を行う必要があるため、時間と手間がかかってしまいます。
ワックス脱毛にはメリットもある
ワックス脱毛には数多くのデメリットがありますが、他の脱毛方法にはないメリットもあります。ワックス脱毛を行う際には、デメリットとメリットを比較した上で決めるようにしてください。
一度で肌がツルツルになる
一般的な脱毛サロンは綺麗な状態になるまでに、半年以上の時間がかかることも珍しくありませんが、ワックス脱毛は1回行うだけで一気にツルツルな肌にすることができます。カミソリや電気シェーバーでも即効性はあるのですが、黒いプツプツが残ってしまうので綺麗な状態にしたい方にはおすすめできません。
このような即効性があるのがワックス脱毛の特徴なので、早く体を綺麗にしたいという方にはおすすめです。しかし、デリケートゾーンに関しては、太い毛が小さい毛穴を無理やり通って抜けるので、毛穴が傷つき黒ずみになってしまう場合があるので注意してください。
古い角質のケアが可能
ワックス脱毛はシートを貼って毛を引き抜く際に、古い角質も一緒に取り除くことができます。
古い角質を取り除けるピーリングは、肌への刺激が大きくなってしまうので光脱毛や医療脱毛などと同時に行うことを推奨されていません。角質ケアと脱毛を同時に行えるのは、ワックス脱毛だけです。
全身の脱毛に使える
レーザー脱毛や光脱毛は、場所によっては使用できないことがあります。なぜなら粘膜の弱い部分にライトを照射すると、刺激によって悪影響が及ぶ可能性があるからです。
しかし、ワックス脱毛は粘膜に関係なく全身の脱毛に使用できるので、今まで脱毛ができなくて困っていた部位があるという方は、ワックス脱毛であれば解決できるかもしれません。
脱毛サロンと比べると安い
脱毛サロンにかかるお金は、数十万円以上になることもあります。ワックス脱毛にもお金はかかりますが、一気に数十万円が必要になることはありません。誰でも手軽に利用することができます。
自宅でできる
ワックス脱毛は必要な道具さえ揃えれば、家で行えるので非常に楽です。脱毛サロンは営業時間に間に合わないと利用できないので、いつでも利用できるのもポイントです。
ワックス脱毛といえば自宅で行うというイメージがあるかもしれませんが専門店で施術を受けることもできるので、自分で行うのが不安という方は利用してみてください。
ワックス脱毛をするべきではない人
ワックス脱毛は人によって大きなトラブルを引き起こす可能性があるので、避けた方がいい場合があります。脱毛を考えている方は、万が一のトラブルを起こさないために、自分がワックス脱毛に適しているかを知っておくことが大切です。
敏感肌の人
敏感肌の人はなるべくワックス脱毛を行うべきではありません、敏感肌は刺激に弱いので、ワックス脱毛を行うと肌荒れやかゆみ、場合によっては出血を引き起こす可能性があります。
敏感肌は状態が都度変化するので、調子が良いタイミングと悪いタイミングがあります。調子が良いのであればワックス脱毛を行っても問題はありませんが、リスクが高いのは間違いないので、慎重に行うべきか判断してください。
また、アトピー肌の人は、さらに症状が悪化してしまうのでなるべく行わないようにしてください。
ムダ毛の処理に慣れていない人
デリケートゾーンのワックス脱毛を行う場合は注意をしてください。肌が弱い場所なので、やり方を間違えてしまうと肌トラブルに繋がってしまう可能性があります。ムダ毛処理のような細かい作業に慣れていないと、ワックス脱毛も上手く行えないかもしれません。
デリケートゾーンだけは脱毛サロンを利用するといったような工夫をするのもおすすめです。自分でやりやすい範囲だけワックス脱毛を行ってください。
ワックス脱毛を行うリスクは大きい
ワックス脱毛は脱毛方法の中でも非常にリスクが大きく、肌トラブルにつながってしまうケースも珍しくありません。
ワックス脱毛を行う際には、そういったリスクについて理解して、覚悟の上で行うようにしましょう。少しでも不安があるという方は、ワックス脱毛を避けて別の脱毛方法を選択してください。現役の医師の方で、絶対にワックス脱毛を避けるべきと主張している方もいます。
ワックス脱毛を考えている方は、本記事を参考にして、メリットとデメリットをしっかりと比較した上で判断をしてください。