脱毛サロンが経営を成功させるためには戦略的に集客を行うことが欠かせません。脱毛市場では大手脱毛サロンや大手美容クリニックが次々と店舗をオープンし、顧客を取り合っています。
その中で個人サロンが生き抜くためには、自分のサロンの強みをアピールできる集客方法を選択し運用していくことが重要です。
今回のコラムでは、脱毛サロンの集客で有効な6つの方法と、リピーターに対する集客術を解説していきます。
脱毛サロンの集客方法のおすすめは?
どれだけいいコンセプトで、どれだけ高性能なマシンを導入していても、サロンの存在が知られていなければお客様に来店していただけることはありません。厳しいようですが、個人サロンが開業後に集客施策を行わず、人が集まることはほぼないと言って良いでしょう。
インターネットが普及し、お客様はさまざまな方法で情報を収集しています。自分のサロンのターゲットとなるお客様に存在を知っていただく主な方法は以下の6つが考えられます。
- SNS(Instagram・Facebook、TikTokなど)
- ホームページやブログ
- 予約サイトなどポータルサイトに出稿
- MEO対策
- リスティング広告
- オフライン集客
SNS(Instagram・Facebook、TikTokなど)
スマホ一つあれば、誰でもアカウントが作れるので始めやすいのがSNSではないでしょうか。
下記6つが国内でのユーザー数の多いSNSです。
- LINE
- TikTok
- YouTube
Twitterはリアルタイム性に長けている、Facebookは実名での登録となるため信頼性が高いなど、SNSによってユーザー層や強みが異なります。自分のサロンのターゲットに合わせて使い分けるのがおすすめです。
インフルエンサーの活用
SNSにおいて影響力のある方に投稿内で自店の宣伝をお願いする方法をインフルエンサー活用と言います。インフルエンサーに自然な形で発信してもらうことで、ファンの方を中心に認知を広めることができます。
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SNS広告
SNSのユーザーが拡大しているのに合わせて人気なのがSNS広告。テレビや雑誌などのマスメディアの広告に比べて細かなターゲティング設定ができるのが特徴です。
小額から出稿できるため、中小規模の個人サロンでも、挑戦しやすいのも大きなメリットと言えます。
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ホームページやブログ
ホームページやブログを作成した場合、一緒に考えたいのが「SEO対策」です。Googleやyahoo!などの検索エンジンで上位表示されるように策を講じることを指します。
例えば、脱毛サロンであれば、
- 地域名 脱毛
- 地域名 エステサロン
など、購買意欲の高いキーワードで検索した時に上位表示されると、クリックされやすく集客で優位に働きます。
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予約サイトなどポータルサイトに出稿
ホットペッパービューティーや楽天ビューティーなどに出稿することで、ゼロからSEO対策を行うよりも効率良く、上位表示を狙える可能性があります。
料金形態は、媒体によってさまざまで、月額料金の場合もあれば、成果報酬型の場合もあります。中には高額な出稿料が必要な場合があるため、費用対効果を比較しながら検討すると良いでしょう。
MEO対策
「MEO対策」とは、地図検索上での上位表示を目指す施策を指します。具体的に言うと、Googleマップ上で「脱毛」と検索すると、地図と店名が表示される仕組みを使った集客方法です。
SEO対策とは異なり、店舗から近い見込み顧客へのアピールが可能になるため、実店舗を持つ脱毛サロンや飲食店では非常に有効な集客手段です。
「Googleビジネスプロフィール(旧:マイビジネス)」に登録し、活用しましょう。
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リスティング広告
「リスティング広告」とは、検索エンジンに掲載する広告です。キーワードを検索した時に上位に表示されている広告部分を指します。
- キーワード
- 推定年齢
- 地域
- 性別
- デバイス
など細かなターゲティング設定が可能で、SNS広告と同じく小額からの出稿が可能です。
オフライン集客
インターネットを使った集客方法ばかりではなく、オフラインの集客活動と組み合わせるのがおすすめです。
- フリーペーパー
- チラシ・DMの配布
- 看板
ターゲットやサロンのコンセプトによっては、非常に有効な集客方法ですが、Webを活用した集客方法と異なり、費用対効果が見えにくいのがデメリットです。チラシやクーポンを持ってきたら●%オフなど、どれくらいの効果があったのか、後から分析できるよう対策しておきましょう。
フリーペーパー
地域密着型の脱毛サロンにおすすめなのが、フリーペーパーなどの地域情報誌への出稿です。ターゲット層が40代〜の場合、オンライン集客より有効に働くこともあります。
ただし、掲載料がSNS広告やリスティング広告に比べて高額であることが多いです(媒体によって異なります)。個人サロンにとっては大きな出費になる場合もあるため、オープン時やキャンペーン時のみなど、スポットで出稿するのが良いでしょう。
チラシ・DMの配布
フリーペーパーと同じく、地域密着型のサロン、ターゲット層が40代〜の場合は、非常に有効に働くことがあります。ターゲット層が多く住むエリアや近隣住民の方へのアピールになるためポスティングやDMの発送を検討しましょう。
また、むやみやたらな配布はかえって、お客様が迷惑に感じ、マイナスなイメージを与えることになります。フリーペーパーと同じくスポットで行ってください。
看板
通行している方に向けて店舗の存在をアピールできるのが看板です。一度、作成すると長期的に集客の役割を果たしてくれるのも大きなメリットのひとつ。
マンションやビルなどのテナント出店の場合、通路やビル前に勝手に看板を設置することは、万が一の時避難しにくくなるなどの理由から許可が下りないことがあります。管理会社に必ず確認を取ってからにしてください。
新規顧客の集客とリピーター施策は異なる
脱毛サロンにおすすめな集客方法をご紹介しましたが、注意したいのが新規顧客に向けたアプローチとリピーターに対する施策は異なるということです。
新規顧客に対しては、来店のきっかけになってくれるような仕掛けづくりが必要です。店舗やサービスの認知、キャンペーンなどの来店のハードルを下げる施策が中心となります。
一方、リピーター施策は、顧客満足度を上げて、また来店したくなるような仕組み作りが重要です。顧客満足度は、施術の技術や料金だけでは決定しません。
- 施術の効果
- 料金
- スタッフの知識
- サロンのコンセプトにあったサービス
- 外装や内装
- アフターフォローの有無
- 予約の取りやすさ
など、多くの項目により、お客様が通いたいと思っていただけるかが決まります。お客様に合わせた丁寧なカウンセリングや予約の取りやすさ、美容に関する知識の多さなどは大手脱毛サロンよりも個人サロンの強みとなり得る部分です。
顧客のニーズを引き出し、関係性を強固にしていく接客を心掛けてください。
また、ショップカードの作成や継続特典、紹介特典を作るのもおすすめです。1回きりではなく、通うことで得られるメリットを提供しましょう。
支援会社の手を借りるのも
SEOやMEO、リスティング広告などのWebマーケティングには、細かな技法があり、自力で全てを行うのは難しいものです。SNSアカウント1つとっても、全てのSNSのアカウントを動かしていくにはかなりの労力が必要です。
自分のサロンに合っているものだけに絞り込み、時にはプロにサポートしてもらいながら運営していくとバランスよく集客施策を打つことが可能になります。
自分の脱毛サロンに合った集客方法を
脱毛サロンに活用できる6つの集客方法をご紹介しました。競合と差をつけるには、インターネットなどを用いた、さまざまな集客施策を行っていくのが重要です。
また、集客方法はどれかひとつだけ行っていれば結果が出るというものではありません。自分のサロンのターゲット層の生活をできるだけ詳しくイメージし、どの媒体を使用していくのか精査してください。
ご紹介した集客方法を中心に、サロンの強みをアピールし、閑散期のないエステサロンを目指していきましょう。