コストパフォーマンスは、複数の要素を判断材料に評価します。そのため「コスパがいい」と一口に言っても、意味合いは人それぞれ異なります。
そこで今回のコラムでは、業務用脱毛機のコストパフォーマンスに着目してお話しします。これから脱毛サロンの開業を検討しており、脱毛機の購入に悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください。
業務用脱毛機のコスパは総合的に評価する!
コストパフォーマンスとは、単なる価格の低さではなく、コストに対するパフォーマンスの高さを測る指標です。つまり、いくら本体価格が安くても、効果がなければコスパが良いとは言えません。
コストパフォーマンスと聞くと、多くの方が本体価格を注視しますが、最も重要なのは、総合的に評価をすることです。本体価格はもちろんですが、交換部品の値段や電気料金、本体の寿命など、考えられる要素は全て考慮して、コスパを評価しましょう。
これだけは押さえたい!コスパが高い業務用脱毛機選びのコツ
- 予算を決める
- 脱毛効果を確認する
- メンテナンスしやすい機種を選ぶ
ここでは、コスパの高い業務用脱毛機を選ぶ際に、最低限押さえておきたい選び方をご紹介します。判断材料が多すぎて悩んでいるという方は、まず上記の3つを意識して脱毛機の選定をしましょう。
予算を決める
まず初めに、決めておくべきことは、業務用脱毛機の購入に充てられる予算です。同じ価格帯の脱毛機を比較することで、コストパフォーマンスを評価することができます。目安でも良いので、ある程度の予算は事前に決めておきましょう。
近頃は、多くの美容機器メーカーが、最新技術を導入した業務用脱毛機の開発・製造に力を入れており、高いものでは500万円を超える機種もあります。想像しているよりも価格の幅は大きいです。この時点でなるべく予算を決めておくことで、比較対象が減り、選定の手間を削減することができます。
脱毛効果を確認する
コストパフォーマンスの「パフォーマンス」の部分で最もイメージしやすいのが、脱毛効果ではないでしょうか。その他にもパフォーマンスを評価するための項目はいくつかありますが、まずは脱毛効果の高さを第一に考えましょう。
効果の評価は、実際に使用してみるのが最もわかりやすいです。美容機器メーカーの実施するデモ機体験会や、定期的に開催される美容展示会を利用して、気になる脱毛機を実際に体験してみましょう。
脱毛効果の評価には時間がかかります。平均してどれくらいで効果が確認できるのか、聞いておきましょう。また、複数の脱毛機を比較する際は、毛質や毛量が同じ部位で検証します。毛質や毛量の差が大きい部位では、正確に違いを検証することができません。
複数のデモ機の体験が難しい場合は、メーカーの実績や口コミを確認するのがおすすめです。脱毛機に関わらず、その他の美容機器や化粧品等の評価も確認することで、メーカーの信頼度をはかれます。
メンテナンスしやすい機種を選ぶ
業務用脱毛機は、定期的なメンテナンスと消耗部品の交換が欠かせません。疎かにすると、故障しやすくなり、修理にかかる費用がかさみます。最悪の場合、本体の買い替えを余儀なくされることもあり、長期的に見たときに必要以上にコストがかかってしまうでしょう。
卓上タイプのコンパクトなタイプや、メンテナンス部位が少ない機種などを選ぶことで、手入れの手間は減り、修理や買い替えのリスクを下げることができます。
業務用脱毛機をコスパで選ぶ際の注意点
- 交換部品の価格
- 冷却装置の性能
- 消費電力
- アフターフォローの内容
- メーカー保証
- メーカーの実績
ここでは、前項で紹介した「最低限押さえておきたい脱毛機選びのコツ」に加え、注意すべき点を解説します。いずれもコスパの良い脱毛機選びには重要なので、一つひとつ確認していきます。
交換部品の価格
本体価格が安い脱毛機を購入しても、交換部品の値段が高いと、ランニングコストが膨らみます。最初はお得に脱毛機を購入できたように思えても、長期的に見れば脱毛機にかかる費用が嵩んでしまった、という事態も十分あり得ます。ハンドピースやフィルターなど、定期的な交換が必要な部品の価格も、事前に確認してから購入しましょう。
また、値段だけじゃなく交換頻度も重要です。下の計算式を参考に、長期的視点をもってなるべく費用を抑えられる脱毛機を選択してください。
交換部品の価格(円)×交換頻度(回/年)=年間のランニングコスト(円)
冷却装置の性能
業務用脱毛機はランプを冷やす必要があるため、高性能な冷却装置が搭載されています。冷却装置の性能が低いと、脱毛機に熱がこもり、故障の原因になりかねません。前項でも解説しましたが、脱毛機の寿命の長さはコストパフォーマンスを評価する際、重要な判断材料となります。
一般的には、空冷式よりも水冷式の冷却装置の方が性能が高いです。公式HPの製品情報に掲載されているので、事前に確認しておきましょう。
消費電力
業務用脱毛機の消費電力は、サイズや機能によって異なり、その幅はおよそ1,500〜2,500Wです。消費電力の差は電気料金の差額と比例するため、消費電力が高い場合、本体価格が安くても長期的に見たときに損をする場合も少なくありません。交換部品の価格同様に、消費電力も確認し、長い目でコストパフォーマンスを検証しましょう。
アフターフォローの内容
アフターフォローとは、脱毛機の購入後に受けられる、技術講習や経営サポートサービスのことを指します。本来であれば有料の研修やセミナーを受けられるため、スタッフ教育や講習費を抑えることができます。本体価格に、アフターフォローにかかる費用も入っていると思って、メーカーを比較しましょう。
メーカー保証
保証内容次第では、故障や顧客トラブルの際に、メーカーが無償で対応してくれます。保証内容次第では、追加で料金を支払うこともありますが、予期せぬ故障で脱毛機の買い替えを余儀なくされる可能性を考えると、入っておくのが安心です。
また、保証を確認する際は、保証内容だけでなく、期間の長さにも注意してください。業務用脱毛機は、長い期間使用することで故障のリスクが高まります。少なくとも2年はあると良いでしょう。
メーカーの実績
実績が評価されている美容機器メーカーから購入することで、既に信頼を集めている業務用脱毛機を使用することができます。脱毛機本体のブランド力を強みに集客をすることができると、その分広告宣伝費等を抑えることができます。
コストパフォーマンスは人それぞれ
CMやチラシを見ていると「コスパがいい!」というキャッチコピーをよく目にします。コストパフォーマンスは、様々な要素が絡み合っており、評価基準は人それぞれ異なります。
メーカーが発信している情報やインターネット上に掲載されている評価基準が、全ての方に当てはまるというわけではありません。あなたが大事にしたいと思っている要素を貴重にし、業務用脱毛機を評価しましょう。
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