美容 2024年12月24日

脱毛後に運動してはいけない?理由や対策を紹介

脱毛直後の肌は敏感で、熱を帯びやすく、赤みやかゆみ、さらには炎症が起こりやすい状態です。運動をすることで体温が上昇し、これらの肌トラブルを悪化させる可能性があります。

また、発汗による細菌感染のリスクも伴います。この記事では、脱毛後に運動を避けるべき理由と、その対策について詳しく解説します。安心して脱毛後のケアを行うためのポイントを押さえましょう。

脱毛後に運動してはいけない理由

ここでは脱毛後に運動してはいけない理由について紹介していきます。

体温が上がって炎症やかゆみが出る可能性がある

脱毛後に運動をすると、体温が上がり、炎症やかゆみが出るリスクがあります。脱毛直後の肌は、照射時の熱で通常よりも温かくなっています。運動で血行が良くなると、さらに体温が上がり、肌内部の熱が放出されにくくなります

その結果、炎症や赤み、かゆみが生じることがあります。また、強いかゆみが起きると、無意識に肌をかいてしまい、傷をつける恐れもあります。運動は脱毛後しばらく避けることが適切です。

汗によって細菌が増える

脱毛後は肌の毛穴が敏感になり、運動で汗をかくと不衛生な状態が続き、毛穴で細菌が繁殖する恐れがあります。これにより毛嚢炎やその他の炎症が発生することも。汗をタオルで拭く際も細心の注意が必要です。

脱毛後の肌は摩擦に弱く、強く拭くと痛みを感じることがあります。さらに、摩擦で傷ついた部分から細菌が入り感染する可能性もあるため、優しく押さえて拭き取るよう心掛けましょう。

制汗剤の使用による肌の不調が起こる場合がある

運動をして汗をかくと臭いやべたつきが気になり、制汗剤を使いたくなりますが、脱毛後は使用を控えるべきです。脱毛後の肌は敏感になっており、制汗剤の成分が刺激となり、肌トラブルを引き起こす可能性があるためです

制汗剤を使わないためにも、脱毛後は運動を控えることが望ましいといえます。肌の回復に時間を与え、トラブルを防ぐためにも、脱毛後の運動は避けるようにしましょう。

脱毛後の運動で起こる可能性のある肌の不調

脱毛後の運動で起こる可能性のある肌の不調は以下の5つです。

炎症やかゆみ

脱毛した後に運動をすると、体があたたかくなり、肌に負担がかかります。運動で血のめぐりが良くなり、敏感な肌に刺激が加わるので、肌が赤くなったり、ヒリヒリとしたかゆみを感じることがあります

例えば、全身脱毛をした後に走ると、次の日に肌が赤くなったり、強いかゆみが出ることがあります。脱毛後は24~48時間、運動を控えめにして、体があたたかくならないようにすると、肌のトラブルを防げます。

毛嚢炎(もうのうえん)

脱毛した後に汗をかく運動をすると、毛穴に汗が入って、細菌が増えて毛嚢炎になることがあります。脱毛後、毛穴が開いているので、汗や汚れが入りやすくなります。この状態だと、細菌が増えて、赤い発疹や膿が出ることがあります。例えば、VIO脱毛後に激しい運動をすると、汗で毛嚢炎になり、赤いブツブツや痛みが出ることがあります。運動後は、汗を拭いてシャワーを浴びて、清潔に保ちましょう。

肌荒れ

脱毛後の運動中に、服やタオルとの摩擦が肌荒れを引き起こすことがあります。施術直後の肌は非常にデリケートで、摩擦によるダメージを受けやすい状態です。特にタイトなスポーツウェアは摩擦を生じやすく、例えば全身脱毛後にピタッとした服を着て運動すると、肌が赤くなり、ヒリヒリとした不快感を感じることもあります。脱毛後は通気性の良いゆったりとした服を選び、摩擦を最小限に抑えることが大切です。

かぶれや赤み

脱毛後に制汗剤を使うと、肌がかぶれたり赤くなったりすることがあります。制汗剤に入っているアルコールや香りの成分は、脱毛後の敏感な肌に刺激を与えやすいです。これが原因で、肌がかゆくなったり、痛くなることがあります。

例えば、ワキ脱毛後にスプレータイプの制汗剤を使うと、肌が赤くなり、ヒリヒリと痛むことがあります。脱毛後は、アルコールが入っていない制汗剤や、敏感肌用のものを使うと、肌を守ることができます。

色素沈着

脱毛後に炎症が続くと、肌にシミができることがあります。炎症が長く続くと、肌の中でメラニンという色素がたくさん作られ、茶色いシミができてしまいます。炎症が起きたら、早めに冷やしたり保湿したりして、肌を落ち着かせることが大切です。早くケアをすれば、シミを防いできれいな肌を保つことができます。

脱毛後に運動を行ってしまったときの対策

脱毛後に運動を行ってしまったときの対策には以下の7つがあります。

肌を冷やす

脱毛後は肌が敏感になり、体温が上がるとトラブルが起きやすくなります。脱毛後は肌を冷却することをおすすめします

いつも以上に保湿して水分を摂る

運動で汗をかくと、肌や体内の水分が減少します。水分が減ると外部からの影響を受けやすく、少しの刺激でもかゆみや痛みを感じることがあります。肌の潤いを保つためには、保湿クリームや保湿効果の高い化粧品を使い、普段よりも入念な保湿が必要です

また、水分補給も重要です。普段以上に水を摂取することで、肌の乾燥を防ぎ、健康的な状態を維持することができます。運動後は特に意識して保湿を行いましょう。

軟膏を使う

クリニックから処方された軟膏が手元にある場合は、患部に塗布してください。まず肌を冷やし、冷却が完了したら軟膏を優しく塗りましょう。これにより、肌の炎症を抑え、症状の悪化を防ぐことができます。軟膏は過度に塗りすぎないようにし、指示に従って適切に使用することが大切です。適切なケアを行うことで、早期の回復が期待できます。

クリニックに相談する

脱毛後に運動をして、肌に不調が起きた場合は専門の医院に相談することをおすすめします。また、医師が在籍するクリニックで脱毛を受けた場合、施術をうけたクリニックに相談することで、迅速に専門的な対応を受けやすく、安心です。肌に異常を感じた場合は、早めに相談し、適切な対応を取ることが大切です。

シャワーで汗を流す

汗をそのままにしておくと、汗が毛穴に残り、細菌が増えて毛嚢炎などの肌のトラブルが起こることがあります。対策としては、外出中にウェットシートで汗を拭いたり、ジムで運動した後にシャワーを浴びて汗をきれいに流すことが大切です。汗を残さず、こまめに体をきれいに保つことが、肌を守るためにとても大事です。汗をかいたら、早めにきれいにして清潔を保ちましょう。

紫外線対策を行う

脱毛後の肌はとても敏感なので、紫外線から守ることも大切です。紫外線は肌に悪い影響を与えて、炎症やシミの原因になることがあります。日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶったりして、紫外線を防ぎましょう。紫外線対策は、肌を守るための基本的な方法で、特に外で運動する時には必要です。日焼けを防ぐことで、脱毛後の肌を健康に保つことができます。

脱毛後の運動は避けて肌トラブルを防ごう

クリニックやサロンで脱毛を受けた直後は、数日空けてから運動を再開することをおすすめします。脱毛後の肌は熱がこもりやすく、赤みやかゆみが起きやすい状態です。運動によって体温がさらに上昇すると、肌トラブルが悪化する可能性があります。

また、発汗により細菌感染のリスクも高まります。普段は肌にトラブルがない方でも、脱毛後は3日から1週間程度運動を避けるのが賢明です。万が一運動した場合は、冷却や水分補給、保湿を行うと改善が期待できます

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

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