ビジネス 2024年12月24日

潰れるサロンの特徴とは?集客方法やポイントも解説

美容サロンの業界は競争が激しく、どんなに魅力的なサービスを提供していても、集客に失敗すれば経営が厳しくなります。実際、サロンが潰れる原因はさまざまであり、経営のポイントを押さえないと、いつの間にか閉店を迎えてしまうことも。この記事では、潰れるサロンの共通の特徴や、集客を成功させるための方法、実践すべきポイントを詳しく解説します。

サロンが潰れてしまう特徴

サロンが潰れてしまう特徴には以下の5つがあります。

集客対策をしていない

指名客が一定数いるからといって、自然に集客が安定するわけではありません。サロンの運営には毎月のコストがかかるため、新規客を増やすための戦略が欠かせません。1回あたりの単価や1か月の目標売上を基準に、何人の来店が必要かを明確にしましょう。

そのうえで、見込み客を含む具体的な集客プランを立てることが大切です。SNSや広告、口コミの活用など、多様な手段を駆使してターゲット層にリーチする方法を検討し、安定した運営を実現するための仕組みを作りましょう。

事業計画が不十分

開業前には事業計画を立てることが重要です。特に、毎月支払う固定費を基準に、経営を維持するために必要な最低限の売上を計算しておく必要があります。さらに、売上は社会経済情勢の影響を受けやすいため、計画には余裕を持たせることがポイントです。

例えば、景気悪化や季節的な需要の変動を想定し、収益が減少した場合でも対応できるようなプランニングを心がけましょう。また、計画通りに進まないリスクを考慮し、柔軟に修正できる体制を整えることも大切です。このように準備を徹底することで、安定した経営基盤を築くことが可能になります。

スタッフが定着しなかった

スタッフの入れ替わりが多い美容室では、顧客からの信頼が低下し、リピーターの来店が減少するため売上に影響を与えます。また、新しい人材の採用には費用がかかり、スタッフが店舗業務に慣れ即戦力になるまで時間が必要です。

これを防ぐには、スタッフが長く働ける職場環境を整え、適切なマネジメントを行うことが重要です。例えば、公正な評価制度や働きやすい労働条件の提供が挙げられます。スタッフが安心して働ける環境は顧客対応にも好影響を与え、結果として店舗の安定的な成長を支える要因となります。

資金の使い方を間違えた

開業時には資金配分の優先順位を明確にすることが重要です。立地にこだわりすぎたり、内外装や設備に過剰な費用をかけると、開業後の経費支払いや運営資金が不足し、自己資金を補填する事態に陥る可能性があります。

これを防ぐために、必要な出費と優先順位をしっかりと見極めましょう。まず運転資金を確保し、過剰投資を避けることが安定した経営の鍵となります。計画段階で慎重に予算を組み、開業後に十分な資金を残せるよう調整することが成功のポイントです。

経営の勉強をしていない

美容師として技術が優れていても、店舗運営が上手くいかなければ顧客を集めることができず、自分の技術を活かす機会も失われてしまいます。独立後に成功するためには、技術力だけでなく、経営者としての知識やノウハウを身に付けることが欠かせません。

具体的には、実際に店舗を運営しているオーナーに話を聞いたり、経営セミナーや勉強会に参加するのがおすすめです。また、経営計画の作成や収支管理など、基礎的なスキルを磨くことも重要です。これらを実践することで、安定した店舗運営が可能となり、多くの顧客に技術を提供できる環境を築けるでしょう。

サロン集客のポイント

ここではサロン集客のポイントについて解説していきます。

サロンの強みをはっきりさせる

サロンの集客において、得意な施術や明確なターゲット設定は欠かせません。例えば、ターゲットを年配の女性に絞る場合、その世代が好むスタイルを得意としていることを積極的にアピールすることで、来店の可能性が高まります。

スタイリストごとに得意分野は異なるかもしれませんが、サロン全体のイメージを統一するため、まずは各自の強みを整理し、サロンとしての特徴を明確化することが重要です。これにより、狙った層へ効果的にアプローチできます。

いろいろな集客方法を組み合わせる

集客方法には、看板を出して通行人の目を引く、SNSで情報を発信して幅広い層にリーチするなど、さまざまな手段があります。しかし、これらの方法をひとつだけ実施するよりも、複数の方法を組み合わせることでより効果的な集客が期待できます

例えば、看板で興味を持った人がSNSで店舗情報を検索するケースも多いため、両方を活用することで相乗効果が生まれます。また、チラシ配布やメールマーケティングなども併用すれば、異なる層へアプローチできます。多様な手段を工夫して組み合わせることが、反響を得るための鍵となるでしょう。

リピーターを増やす

リピーターを増やすことは集客方法の中で最も重要です。新規顧客を開拓することも大切ですが、リピーターを増やさなければ継続的な顧客増加にはつながりません。そのためには、顧客が満足できる施術や接客を心がけることが必要です。また、快適なサロン環境を提供し、リラックスして過ごせる空間を整えることも重要です。

顧客が「また来たい」と思う体験を提供することで信頼関係を築き、リピート率を向上させることができます。リピーターの増加は売上の安定化にも寄与し、長期的な成功を支える鍵となります。

サロンおすすめの集客方法

ここからはサロンにとって基本となる集客方法について紹介していきます。

サロンを多くの人に知ってもらう

美容室の数は信号よりも多いといわれるほど多く、競争が激しい業界です。その中で自分のサロンを知ってもらい、集客につなげるには効果的なPRが重要です。SNSで施術内容やキャンペーン情報を更新したり、サロンのホームページを開設するなど、知名度を上げる方法はさまざまです。

特に路地裏やビル内に位置するサロンは通行人の目に留まりにくいため、オンラインツールを活用して積極的に情報発信を行いましょう。写真や動画を使い、サロンの雰囲気やスタイルを具体的に伝えると効果的です。

関連記事:エステサロンの集客を成功させるコツ!効果的な集客方法は?

口コミを書いてもらう

多くの美容室では、来店した顧客に口コミを書いてもらい、口コミサイトを活用して集客する方法を取り入れています

施術後に自然な感想を伝えたくなるような「写真映えする空間作り」や「心のこもったサービス」を徹底することが口コミを増やすためには有効です。また、SNSで紹介された投稿を公式アカウントでシェアするなど、投稿者が目に見える形で評価される仕組みを作ることも効果的です。

応援してもらえる関係性作りをすることで、口コミ投稿を促し集客力をアップしましょう。

※特典などを付与し口コミを依頼する手法は、ステルスマーケテイングに該当し景品表示法違反となる可能性が高くなる為十分に注意しましょう。

集客でサロンの経営を成功させよう

サロンが潰れる主な原因は、集客の失敗や資金繰りの不安定さにあります。立地やサービスの見直し、ターゲット層へのアプローチが重要です。集客方法としては、SNSやオンライン広告を活用し、リピーター獲得のために顧客満足度を高めることが効果的です。

経営の基盤を固めるためには、常にデータを活用した運営と、柔軟な対応が求められます。集客の戦略と適切な資金管理が、サロン経営の成功に繋がるのです。

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

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