美容 2024年12月20日

トータルビューティーサロンの開業は大変?メリットや手続きを詳しく解説!

幅広い美容サービスを一つの施設で提供できる「トータルビューティーサロン」。リピーターの獲得や客単価の向上などさまざまなメリットがある一方、サロンを成功させるためには綿密な準備と計画が必要です。

この記事では、トータルビューティーサロンのサービス内容や開業のメリット、開業までの具体的な流れなどを詳しく解説しています。トータルビューティーサロンの開業を検討中の方はぜひチェックしてみてください。

トータルビューティーサロンとは?

トータルビューティーサロンとは、ヘアケア、まつエク、ネイル、エステ、脱毛など、多彩な美容サービスを一つの施設で提供する総合美容サロンのことです。複数の専門サロンを巡る手間が省けるため、仕事や家事が忙しくなかなか時間がとれない方や、総合的な美容ケアを求める方から人気を集めています。

また、各分野の専門スタッフが連携してサービスを提供するため、個々のニーズに合わせた高品質なケアが受けられるのも大きな魅力の一つです。

トータルビューティーサロンのサービス内容とは?


トータルビューティーサロンのサービス内容として、以下のようなものが挙げられます。

ヘアケア美容

トータルビューティーサロンで提供されるヘアケアには、カット、カラー、パーマ、トリートメント、ヘッドスパなど、さまざまなサービスが含まれています。これらの施術は美容師免許を持つ専門スタッフによって提供されるため、安心して任せることができます

カットやカラーといった基本的なサービスに加えて、髪や頭皮の状態を改善するトリートメントやヘッドスパなどのメニューも提供しているサロンが多く、総合的なヘアケアが可能です。

まつ毛ケア・アイブロウまつエク・まつ毛パーマ・アイブロウ

まつ毛ケアには、まつエクやまつ毛パーマといったメニューがあります。

まつエクは自まつ毛にエクステンションをつける施術のこと。まつ毛を濃く&長く見せ、華やかな印象の目元を作ることができます。

一方、まつ毛パーマはまつ毛を根元から立ち上げるようにカールをかけることで、目を大きく見せる効果があるとされています。

さらに、アイブロウのサービスを提供しているサロンも少なくありません。アイブロウでは、顔のパーツや骨格、ファッションやライフスタイルなどにフィットする眉のデザインを行うことが可能です。

ネイル

トータルビューティーサロンではネイルケアも重要なサービスとして提供されています。マネキュアやジェルネイル、ネイルアートなど、顧客の好みに合わせたデザインを提案し、指先の美しさをサポートします。

また、甘皮処理やハンドケア、ハンドマッサージ、フットネイルなど、手足全体のケアを行っているサロンも多く、日常的なケアはもちろんのこと、大切なイベントや特別な日の準備にも対応しています。

エステ

フェイシャルエステやボディエステなどのサービスも、トータルビューティーサロンの主要メニューです。

フェイシャルエステでは、シミやシワの改善、小顔やリフトアップを目的とした施術などが行われています。

一方ボディエステでは、リンパケアや痩身エステ、全身アロママッサージなど、多彩なメニューが提供されており、ブライダルエステに対応しているサロンもあります。

脱毛

脱毛サービスを提供しているサロンも少なくありません。全身脱毛や部分脱毛などさまざまなプランが用意されており、ニーズに合わせて部位などを選べるのが特徴です。

特に、最新の脱毛機器を導入しているサロンでは痛みが少なく効果の高い脱毛処理を受けられるため、初めて脱毛にチャレンジする方や痛みが苦手な方からも人気を集めています。

トータルビューティーサロンを開業するメリット

トータルビューティーサロンを開業するメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

幅広い美容サービスを提供できる

トータルビューティーサロンの大きなメリットは、ヘアケア、まつ毛ケア、ネイル、エステ、脱毛など、幅広いサービスを一つの店舗で提供できる点です。

利用者の多様なニーズに応えることで集客力のアップが期待できるだけでなく、複数のサービスを組み合わせたメニュー提案によって、顧客満足度を向上させる効果が期待できます。

リピーターを獲得しやすい

リピーターを獲得しやすいというのも、トータルビューティーサロンのメリットの一つといえます。

トータルビューティーサロンでは、美容全般に関わるさまざまなサービスを一つのサロンで提供するため、顧客が店舗を利用する機会が増えるからです。

客単価が上がる

一般的なサロンに比べて客単価が上がりやすいのもトータルビューティーサロンの特徴です。

例えば、一回の来店でまつ毛ケアとネイルを同時に行うなど、複数サービスの提供によって効率よく単価を引き上げられます

また、セットメニューやトータルケアプランを提案することで、一人あたりの単価を自然に引き上げることが可能です。

トータルビューティーサロンを開業するには?

トータルビューティーサロンを開業するまでの流れは、以下の通りです。

コンセプトやターゲットを設定する

まずは、「どんな店にしたいか」「どんな人に来てもらいたいか」など、具体的なコンセプトやターゲットを設定します。

他店との差別化を図るためにも、明確なコンセプト&ターゲット設定は重要です。

関連記事:エステサロンの経営はコンセプト設定が命!成功するサロンとは

サービス内容を決める

次に、サービス内容を決めます。ヘアケアやネイル、まつエクなど、トータルビューティーサロンに含まれるものの中から、どのサービスを提供するのかを明確にします。

なお、美容師などの専門資格が必要なサービスもあるため、その点注意が必要です。

事業計画を立てる

トータルビューティーサロンの運営はビジネスです。そして、ビジネスを成功させるためには事業計画が欠かせません。

具体的な資金計画や運営方針を決めておくことは、サロン運営をスムーズに行う上でとても重要です。

関連記事:【エステサロン】事業計画書の書き方!テンプレートはどこからダウンロードできる?

店舗の場所を決める

集客のためには、どんな場所に店舗を構えるかも大切な要素です。

ターゲット層が多いエリアやアクセスの良さを考慮し、通いやすい立地を選ぶことが成功につながります。

関連記事:『場所』の重要性・サロンにおいて立地が絶対無視できない理由

内装工事や設備の導入をする

物件が決まったら、内装工事や設備の導入を行います。

店の雰囲気を左右する内装は、サロンのコンセプトに合うデザインを選ぶことが大切です。

また、最新の美容機器や設備の導入によって質の高いサービスが提供可能となり、他店との差別化を図れます。

さらに、デザイン性だけでなくスタッフの動線や作業効率を考慮した、働きやすいレイアウト設計にすることも重要です。

関連記事:徹底解説!物件別エステサロンの改装費用とポイント!

スタッフの採用や教育をする

サロンで働くスタッフの採用や教育も、大切な開業準備の一つです。

専門知識と技術を持つ人材を採用し、サロンのコンセプトやサービス内容に合わせた教育を行うことが、顧客満足度の向上やリピーターの定着につながります。

関連記事:エステサロンの理想の教育とは?1人前のスタッフを育てるために大切なこと

開業届を提出する

美容師、理容師などの国家資格保有者が施術する場合や、まつエクやまつ毛カットなど首から上のサービスを提供する場合は、保健所に開業届を提出する必要があります。

また、青色申告など税制上の優遇措置を受ける場合、税務署に開業届を提出していないと、申告が認められないケースがあるため注意が必要です。

関連記事:エステサロンの開業届は義務?提出のメリットを理解しよう

まとめ

トータルビューティーサロンのサービス内容や開業のメリット、開業までの流れについて詳しくご紹介しました。一つの施設で複数の美容サービスが提供できるトータルビューティーサロンは、リピート率や客単価の向上などが期待できる注目のビジネスです。

こちらにご紹介した内容を参考にしていただき、自分の理想に適うサロンの開業を目指してみてください。

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

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