脱毛 2024年07月30日

脱毛へのニーズ・関心が高まる理由やメリット、今後について解説

ここ数年で脱毛へのニーズ・関心は社会的に高まっていて、女性に限らず、男性も脱毛をする人が増えています。

脱毛は今や誰でもやる時代になってきています。

本記事では、脱毛市場の現状や脱毛の種類とその詳細、今後の脱毛市場はどうなっていくのかについて紹介していきます。

脱毛市場の現状

脱毛市場は近年急速に成長しており、その規模は年々拡大傾向にあります。2019年にはエステ業界全体の売上が4,000億円を超えたものの、2020年からのコロナウイルスの影響で一時的に3,700億円に減少。しかし、2022年には3,900億円を超え、市場は回復傾向にあります。

脱毛市場の成長は、美容意識の高まりや脱毛技術の進化、価格競争による低価格化が主な要因であると考えられています。

特に男性向けのメンズ脱毛市場やセルフ脱毛の需要が急増しており、若年層から中高年層まで幅広い世代で脱毛のニーズが高まっています。

脱毛市場の変化や今後の動向はこちらのページからも詳しくご確認いただけます

脱毛ニーズの高まりと背景

脱毛した女性

脱毛ニーズは年々高まっています。以下に高まっている理由について詳しく見ていきましょう。

  • 美容と健康への関心の高まり
  • 介護・メンズ・子供・セルフ等幅広いニーズの吸収

美容と健康への関心の高まり

コロナ禍をきっかけに、自分を見つめ直す時間が増え、健康と美容への関心がこれまで以上に高まりました。美容と健康は密接に関連しており、美容意識の高まりとともに健康への関心も強まっています。

健康な体作りや清潔感を重視する傾向が強まり、ムダ毛の処理もその一環として重要視されるようになりました。定期的な脱毛を通じて肌を清潔に保つ流れが高まってきています。

特に、アレルギーや肌荒れを防ぐためにも、ムダ毛の処理は効果的です。

介護・メンズ・子供・セルフ等幅広いニーズの吸収

近年は、脱毛は美容意識の高い若年層だけが行う美容施術ではなくなってきています。

特に中高年層が将来介護される側になることを見越してアンダーヘアを脱毛する「介護脱毛」や、小学校高学年~高校生をターゲットとした子供脱毛、男性のヒゲ・全身脱毛、自ら業務用の機械を扱って行うセルフ脱毛などなど、幅広いサービスの人気もどんどん高まっています。

幅広い顧客層のニーズが社会的に顕在化され、全ての年齢・世代の方が快適な生活や理想の自分を叶えるために脱毛する時代に変化してきています。

メンズ脱毛のニーズ

ヒゲ脱毛した男性メンズ脱毛市場は近年急速に拡大しており、特に若年層の男性を中心に需要が高まっています。

男性の美意識が高まっている

近年、男性の美容意識が急速に高まっています。これまで女性が主な対象とされていた美容市場に、男性も積極的に参入するようになり、スキンケアや脱毛といった美容ケアが一般的になりつつあります。

この変化は、SNSやメディアでの情報発信が大きな役割を果たしており、女性が男性の体毛に対してよい印象を抱かないという声を聞くことも増え、美意識を持つようになってきています。

手間から解放される

多くの男性が日々のヒゲ剃りの手間に悩まされており、ヒゲ脱毛の需要は高いです。毎朝のヒゲ剃りは時間と労力がかかるだけでなく、肌トラブルの原因にもなります。

ヒゲ脱毛を行うことで、この手間から解放され、清潔感を保ちやすくなるため、多くの男性がヒゲ脱毛を選ぶようになっています。

人気の脱毛部位

男性に人気の脱毛部位は以下の通りです。

  • ヒゲ脱毛
  • VIO脱毛

ヒゲ脱毛

男性脱毛の中で特に人気が高いのがヒゲ脱毛です。ヒゲ剃りによる肌荒れやカミソリ負けを防ぐためや毎日の手間を省くためにヒゲ脱毛をする男性が増えています。

ヒゲがないことで清潔感が増し、ビジネスシーンでも好印象を与えることができる点も人気の理由です。さらに、ヒゲ脱毛は部分的に調整できるため、自分の好みに合わせることも可能です。

VIO脱毛

VIO脱毛も、男性の間で需要が高まっています。スポーツ選手やモデルなどが行っていることが影響しており、清潔感や衛生面を重視する男性が増えているからです。

特に、スポーツをする際のムレや不快感を軽減するため、VIO脱毛を行う男性が増えています。また、パートナーとの関係においても、清潔感を保つことが重要視されるようになり、VIO脱毛の需要が高まっています。

今後のメンズ脱毛市場

男性脱毛の市場は急成長を遂げており、今後もその需要は増加すると予想されます。男性の美容意識の高まりや日常生活の利便性向上が、脱毛市場の拡大をこれからも後押ししていくでしょう。

介護脱毛の需要

女医に相談する女性近年、介護脱毛の需要が急速に高まっています。これは老後の介護を見据えて、あらかじめアンダーヘアを脱毛しておくことで介護を受ける際の負担を軽減することが目的です。

介護脱毛とは

介護脱毛とは、将来的な介護を見据えてアンダーヘアを事前に脱毛することです。特に、介護が必要となる高齢者が自身や介護者の負担を軽減するために行うことが多いです。

介護脱毛は、単なる美容目的ではなく、清潔さと快適さを保つための実用的なケアとして注目されています。

介護脱毛のメリット

介護脱毛の主なメリットは、衛生面の向上と介護者の負担軽減です。

衛生面が向上する

排泄時にアンダーヘアがあると、汚れが付着しやすく不衛生です。介護脱毛を行うことで、清潔さを保ちやすくなり、感染症のリスクも低減することができます。

介護者の負担が軽くなる

アンダーヘアを脱毛することで、介護者にとって排泄介助が容易になります。作業の負担が軽減され、介護の質が高まるでしょう。

介護脱毛のデメリット

介護脱毛にはデメリットもあります。脱毛施術には費用がかかり、特に高齢者の場合、肌が敏感であるため、施術中や施術後に皮膚トラブルが発生するリスクがあります。

また、一度脱毛しても完全にムダ毛が生えなくなるわけではなく、定期的なメンテナンスが必要となることも知っておかなければなりません。

高齢者の意識の変化

高齢者の間でも美容意識が高まっており、介護脱毛が一般的なケアの一環として受け入れらつつあります。

特に、女性の高齢者は美容意識が高く、将来の介護に備えて脱毛を希望するケースが増えています。また、男性の高齢者も、清潔さを保つために介護脱毛を選ぶことが増えてきています。

今後の介護脱毛

介護脱毛が浸透しつつある状況ではありますが、今後もまだmだ介護脱毛の需要は増加すると予想されます。高齢化社会の進展とともに、介護脱毛は一般的なケアの一部として定着するでしょう。

さらに、脱毛技術の進化により、より短時間で痛みの少ない施術が可能になり、多くの高齢者が介護脱毛を選ぶようになると期待されます。

また、介護施設や在宅介護サービスでも、介護脱毛が提供されるようになることで、より多くの高齢者がこのサービスを利用できるようになるでしょう。

セルフ脱毛の需要

セルフ脱毛は、近年急速に人気を集めている脱毛ビジネス形態の一つです。

セルフ脱毛とは

セルフ脱毛とは、顧客がセルフ脱毛サロンに行って、エステティシャンに施術してもらうのではなく、業務用の機械を自分で使う脱毛方法です。これは自宅で行う脱毛とは異なり、専門的な機械を用いることでより効果的な脱毛が期待できます。

セルフ脱毛のメリット

セルフ脱毛の人気の背景には、以下のメリットが挙げられます。

コストの削減ができる

一般的な脱毛サロンと比べると、人件費がかからないため長期的にはコストを抑えることが可能です。

時間の融通が利く

脱毛サロンに通おうと思った際にハードルになるのが予約の取りにくさ。セルフ脱毛サロンであれば、顧客の回転率も高く比較予約も取りやすく時間の融通が利きやすいでしょう。

プライバシーを確保できる

脱毛サロンで施術する際のよくあるお悩みの1つが、脱毛サロンのスタッフに施術してもらうこと自体が恥ずかしいというものです。実際はスタッフが施術自体に慣れているので、あまり恥ずかしさを感じる必要はないのですが、そうはいっても恥ずかしいものは恥ずかしいです。

セルフ脱毛ではプライバシーが確保されているため、恥ずかしさを感じることなく脱毛施術を行うことが可能です。

セルフ脱毛のデメリット

セルフ脱毛にはデメリットもあります。

技術的な難しさと安全性

セルフ脱毛では、業務用の機械を自分で操作するため、初めての人にとっては使い方が難しい場合があります。また、操作を誤ると、効果が十分に得られなかったり、肌にトラブルが生じることがあります。

プロに施術してもらえる脱毛サロンとは異なり、脱毛への理解が乏しい一般の方が自ら業務用の機械を使って脱毛を行う必要があるため、十分に店舗が用意したマニュアルや注意事項を理解して実施するようにしましょう。

効果のばらつき

セルフ脱毛は自らの手で行うため、施術部位によっては効果にバラつきがでる可能性が高いです。特に背中や腕の裏側など手が届きにくい箇所の脱毛は効果が均一に得られないことが多いです。

今後のセルフ脱毛

コロナ禍によって一時期は急速に拡大したセルフ脱毛ですが、ある程度コロナが収束したことにより、セルフ脱毛サロンは今後厳しい時代が続く可能性があります。上述したように費用的なメリットがある一方で、安全性や効果の得られなさの点でデメリットも多くこれらの課題をいかにして克服していくかが、今後のセルフ脱毛業界の焦点になっていきます。

脱毛市場の今後

脱毛市場は常に進化しており、最新機器が登場したり、サービスが向上したりして今後も成長していく側面ももちろんあります。しかし、美容医療脱毛の台頭も著しく、脱毛に関心のあるユーザーが奪われてしまっていることも確かな事実です。大手脱毛サロンの倒産や事業譲渡のニュースなども、ここ数年よく耳にする状況で、脱毛サロン業界は今大きな壁に直面してる状態でもあります。

脱毛技術

脱毛市場は常に進化しており、最新の脱毛技術が次々と登場しています。これまでのレーザー脱毛や光脱毛に加え、近年では痛みを軽減する技術や、より短時間で効果を発揮する高速脱毛技術が注目されています。

一方でこれらの脱毛技術はある程度完成されてきており、今後抜本的な技術改善による業界の変化は起こりにくいと考えられています。そのため、訴求方方法の検討や差別化要因の磨き上げなどが非常に重要になってくるでしょう。

成長が期待される分野

今後成長が期待される分野としては、メンズ脱毛やキッズ脱毛・介護脱毛です。男性の美容意識が高まる中、ヒゲ脱毛やボディ脱毛の需要が増加しており、専門のメンズサロンも増加傾向にあります。

さらに、若年層における美容意識の高まりから、小学生や中学生を対象としたキッズ脱毛の需要も増えていくでしょう。また、敏感肌やアトピー肌向けの低刺激脱毛や、短時間で効果を実感できる高速脱毛など、特定のニーズに応えるサービスも注目されています。

また、介護脱毛についてもまだまだ認知度が高まり切っていない側面もあるため、伸びしろのある市場といえそうです。

脱毛のニーズは今後も高まる

脱毛市場のニーズについて解説してきました。コロナ禍をきっかけとした顧客の心理・ニーズの変化を通して脱毛業界も大きな変化を遂げてきています。

今後の市場の流れを十分に読み取ることで、サロン運営・経営に十分に役立てていきましょう。

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

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