脱毛 2024年02月28日

【脱毛サロン必読】効果がないと言われた時はどう説明する?

脱毛サロンに勤めるエステティシャンが「難しい」と感じることの1つに、お客様に効果を実感してもらうことが挙げられます。脱毛は「効果が現れるまで時間がかかる」という性質上、施術に納得してもらえず、クレームを言われてしまうこともあるでしょう。

今回のコラムではそのように「効果がない」と言われてしまった時の対処法や、言われないための対策について解説していきます。

「効果がない」の対処に困るスタッフは多い

ご存知の通り、脱毛は実際に効果が現れるまでに時間がかかります。

体毛の濃さや量はもちろん、個人差もあるでしょう。初めての施術で早速変化を感じられることもあれば、数回繰り返しても目に見える効果が現れないこともあります。

そのため、脱毛サロンに勤めていると、なかなか変化が現れないお客様から「施術の効果がない」というクレームを言われてしまうことがあります。

確かに、高額な料金を支払っているにも関わらず満足のいく効果を感じられないと、クレームを言いたくなるのもわかりますが、お店としてどう対処すべきか、判断が難しいですよね。

そういった理由から、大勢の脱毛エステティシャンが「効果がないと言われた時の対処法がわからない」という悩みを抱えています。

「効果がない」と言われないための対策

先に「効果がない」と言われないための対策を解説していきます。これらを実践しても完全にクレームをなくせるとは限りませんが、意識するのとしないのとでは大きな違いがあるでしょう。

  • 脱毛の仕組みを説明する
  • ビフォー写真を撮影しておく
  • 正しい自己処理方法を伝える

脱毛の仕組みを説明する

脱毛サロンにとっては基本中の基本ですが、最初に行うべきことはお客様に脱毛の仕組みをきちんと伝えるということです。店側にとっては当たり前のことでも、専門知識がないお客様にとってはそうではないことも多いです。

前提として、施術を行うからといって、効果を保証するものではないということを理解してもらいましょう。また、医療脱毛とは違い、脱毛サロンで行う美容脱毛は「永久脱毛ではない」ということも伝えておくべきです。

ただし、店側の説明が長引くと、話を聞き流してしまう方も少なくありません。「説明したから問題ない」と捉えるのではなく、お客様にしっかりと理解してもらうことがゴールだと考えましょう。

ビフォー写真を撮影しておく

施術の度にビフォー写真を撮影しておくというのも有効な対策の1つです。

というのも、「効果がない」と言われてしまったとしても、実際はしっかりと変化が起こっているケースも見受けられます。効果の出方がゆっくりで、お客様が変化に気付いていなかったというのが主な原因です。

この場合、お客様も悪気があってクレームを言っているわけではないので、撮影したビフォー写真を見せ、本人に効果を実感してもらうことが望ましいでしょう。

正しいムダ毛処理方法を伝える

稀にですが、脱毛前後に誤った方法でムダ毛を処理してしまうことで、せっかくの効果を半減させているケースもあります。

  • 毛抜き
  • ブラジリアンワックス
  • 除毛クリーム

例えばこのような方法でムダ毛を処理してしまうと、脱毛機の光が反応する毛根まで抜いてしまいます。そのような状態で脱毛しても効果は得られないため、控えるように伝えましょう。

「効果がない」と言われた時の対処法

それでは「効果がない」と言われた時にはどのように対応すればいいのでしょうか。実際の対処法は限られていますが、有効なものを解説していきます。

  • 改めて脱毛の仕組みを説明する
  • 見た目以外の変化がないか聞いてみる

改めて脱毛の仕組みを説明する

同じことの繰り返しになりますが、まずは脱毛の仕組みを改めて説明しましょう。効果が現れるまでに時間がかかること、個人差があることを真摯に説明すれば、ほとんどのお客様は納得してくれます。

ただし、既に十分な回数の施術を繰り返しているにもかかわらず、全く効果が現れないという場合には何か他に原因がある可能性があるので、一度考え直してみても良いでしょう。

見た目以外の変化がないか聞いてみる

効果としてわかりやすいのはやはり体毛の量や濃さですが、脱毛をしたことで変化が起こるのは何も見た目だけではありません。

例えば、体毛が生えるスピードが挙げられます。体毛そのものにはこれといった変化がなくても、実は生えるスピードが遅くなっており、ムダ毛を処理する頻度が下がっているケースは珍しくありません。

「ムダ毛を処理する頻度もお変わりありませんか?」といったように、見た目以外の変化が起こっていないか尋ねてみましょう。

返金・解約を要求された場合は応じるべき?

結局お客様に納得してもらうことができなかった場合、未消化分の料金の返金や、プランの途中解約を要求されることもあります。ケースバイケースではありますが、もし本当にそのような流れになった場合には応じる方がことを荒立てずに済みます。

既に施術を行った分に関しては基本的に返金する必要はありませんが、クレームがきっかけでの解約は金銭トラブルに発展しがちです。既に消化された回数分の返金はしないという旨を規約にしっかりと含め、事前にお客様の了承を得ることを忘れないようにしましょう。

本当に効果がない場合の改善方法

  • 10回以上施術を行っているにも関わらず全く効果が現れない
  • クレームを言われる頻度が高すぎる

このように、個人差などを差し引いても、不自然なほど効果が現れない場合、何か他の要因があることも考えられます。もしかすると施術方法、あるいはマシンに問題がある可能性があるので、それぞれどのように改善すべきかを解説いたします。

施術方法を見直す

十分な効果が現れない場合、施術方法が誤っていることも考えられます。特に近年は業務用脱毛機だけを購入し、施術に関してはほとんど独学で行っている方も少なくないため、こういった問題に発展しがちです。

  • マシンの出力調整が適切ではない
  • 照射漏れを起こしている
  • ジェル・クリームの使い方が誤っている

例えばこのようなミスが挙げられます。特に独学で施術を行っている場合、自分は絶対に正しいと思い込んでいても、実はそれが誤っていることは珍しくないため、一度見直してみるのも良いでしょう。

業務用脱毛機を見直す

業務用脱毛機を見直すというのも1つの手です。

脱毛サロン向けの業務用脱毛機は年々増えており、いまは国内に出回っている機種だけでも100種類を超えますが、その性能は様々。白髪や産毛のような薄い毛でもしっかり効果が出るマシンもあれば、そうでないマシンも多いです。

もしマシンの性能に不安を覚えた場合、自身のサロンと同じ機種を使用している脱毛サロンにどのような口コミが付いているのか、あるいは評価が高い脱毛サロンはどの機種を使用しているのかをチェックしてみましょう。

しっかり効果を出すのはお客様に満足してもらう最低条件なので、その要である業務用脱毛機は妥協せず選ぶべきです。

適切な施術と真摯な対応を心掛けてください

脱毛のような、効果に即効性のないサービスの場合、何十人、何百人ものお客様を施術していけば、クレームを言われることもあるでしょう。そればかりは仕方のない部分もあります。

とはいえ、施術を適切に行うかどうかで、やはりクレームを言われる頻度は全く異なります。リピート率や口コミの評価を上げるためにも、施術の品質向上は欠かさないようにしましょう。

また、クレームを言われても真摯に対応すれば、こちらの誠意も伝わりやすくなります。あくまで脱毛サロンはお客様の理想を叶えるためのお手伝いをする立場という姿勢を崩さないようにしましょう。

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

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