ビジネス 2024年01月31日

脱毛サロンのメニューの考え方!集客力アップの秘訣は?

脱毛サロンが提供するサービスは当然脱毛ですが、実際にメニューを考えてみると意外と奥が深いです。ご存知の通り、脱毛は何度もリピートしてもらうことが前提であるサービスであるため、サービス内容は同じでも、料金形態としてはいくつものパターンが想定されます。

実際の脱毛サロンも店舗によって料金や回数がバラバラということで、今回のコラムでは脱毛サロンのメニューを決める際に知っておくべき知識や注意事項をお伝えしていきます。メニューの考案に意外と悩んでしまうという方は、ぜひ参考にしてみてください。

基本的なメニューの考え方

まずは、メニューを作る上で大切にしなければいけない考え方をお伝えしていきます。以下の3つを忘れないようにしましょう。

  • コンセプトに沿っているか
  • 需要があるか
  • 価格競争に陥っていないか

コンセプトに沿っているか

そもそもメニューというからには、その内容と価格を明確にしなくてはいけませんが、大切なのはそのバランスです。

例えば、徹底したサービスが魅力の高級志向であるにも関わらず、料金が不自然に安すぎると違和感があります。少なくともエステサロンは少なからず嗜好性を含むビジネスであるため、相応の料金をいただくことがお客様の満足度の向上に繋がることも考えられます。

脱毛がメインのサービスと決まっている脱毛サロンだとしても、お店のコンセプトを考慮した上でサービス内容と価格のバランスを取らなくてはいけません。

需要があるか

そもそも、需要があるサービスであるかどうかも忘れてはいけません。

脱毛そのものに高い需要があることは言うまでもありませんが、昨今の脱毛サロンはそれ以外のサービスを導入することも推奨されます。今回のコラムの後半で紹介しますが、複数のメニューを導入するとお客様のニーズを満たせる上に、客単価も上がります。

ただし、「自分が良いと思っている=需要がある」というわけではないということに注意しましょう。自分がそのサービスがどれだけ魅力的なのかをわかっていても、世間に知られていないとオーダーされることはありません。

もしそのようなサービスの場合、まずは営業や広報活動から始める必要があります。

価格競争に陥っていないか

絶対に陥ってはいけないのが、価格競争です。

特に脱毛サロンの場合、年々激化する競争に打ち勝つため、多くの店舗が値下げに踏み切っていますが、例えある程度お客様が集まっても、利益が出なくては元も子もありません。

確かに周辺の競合を踏まえて価格を設定することは重要です。ただ、売上を回復させるために行った値下げが単なる延命措置にならないように、くれぐれも注意してください。

脱毛サロンのメニュー形態

上記のポイントを踏まえた上でメニューを決めていきますが、脱毛サロンのメニュー決めで難しいのは、どの支払い形態のプランを選ぶかということです。主要なプランとしては以下のようなものが挙げられるので、一つひとつ特徴を解説していきます。

  • 回数が決まっているプラン
  • 期間が決まっているプラン
  • 月額が決めっているプラン
  • 都度払いで利用するプラン

回数が決まっているプラン

まずは脱毛できる回数が決まっていて、それに応じた料金を支払うプランです。脱毛サロンにおいて最もメジャーな料金形態といっても良いでしょう。

このプランのメリットは、契約してもらった時点でリピートがほぼ確定するということ。

脱毛サロンで高い利益を出すにはどれだけリピート率を上げるかが重要ですが、この回数制プランはリピート率を上げるのにうってつけです。

期間が決まっているプラン

回数ではなく、期間が決まっているプランを採用している脱毛サロンもよく見かけます。主なメリットは回数制のプランと同じです。

中には期間が無制限のプランを用意しているケースもありますが、注意しなければいけないのは長期プランに対するユーザーの警戒が高まっているということ。

昨今、大手脱毛サロンが立て続けに倒産したことで、せっかく支払った料金が戻ってこないという被害に遭っているユーザーが大勢います。業界としても問題視されていますが、そういったニュースを見て長期プランを避けるユーザーも多くなっています。

月額が決まっているプラン

数年ほど前から導入例が増えてきているのが、サブスクリプションサービスのように決められた月額を支払い、施術を受けるプランです。コストパフォーマンスは回数制や期間制のプランに劣りますが、支払いを分散させて月々の負担を抑えられるという点が魅力です。

サロン側にとってもリピートしてもらいやすい支払い形態ですが、月額費用と施術頻度のバランスが難しく、契約するまでのハードルがやや高くなっています。

都度払いで利用するプラン

最後は都度払いで利用するプランです。名前の通り、施術を受ける度に定額を支払うというスタイルですね。

こちらもコストパフォーマンスが特別高いわけではありませんが、その時受ける施術分の料金しか支払う必要がないため、お客様が安心して通えるというメリットがあります。

ユーザーが不安を抱く、現在の脱毛業界に適している支払い形態なので、長期プランと別で都度払いのメニューを用意しておくのも良いでしょう。

脱毛サロンにおすすめのメニュー一覧

最後に、他店との差別化としておすすめできる、脱毛以外のメニューを紹介します。特に以下のメニューは脱毛サロンと相性が良いのでおすすめです。

  • セルフ脱毛
  • セルフ痩身
  • フォトフェイシャル
  • バストアップ

セルフ脱毛

通常通りスタッフが施術をする脱毛サロンであっても、セルフ脱毛メニューの導入はおすすめです。

意外に思われるかもしれませんが、普通の脱毛とセルフ脱毛は料金も違えば、サービスの勝手も違います。ターゲット層が全く被っていないとは言い切れませんが、「料金が安いなら利用してみよう」と考えるユーザーは非常に多いです。

もともと脱毛サロンなのであれば、セルフ脱毛メニューを始めるためにかかる費用も最小限に抑えられます。

セルフ痩身

セルフ脱毛に並んでセルフ痩身も人気ですよね。痩身機を用意する必要はあるものの、人件費をかけずに売上を上げられるという点はセルフ脱毛と同様です。

ちなみに、現在の業務用痩身機は専門知識がない人でも扱えるくらい操作がシンプルです。つまり、痩身機が1台あれば、セルフ痩身だけでなく通常の痩身メニューを導入することも可能になるので、スタッフの手が余っている時間が多いという店舗も検討してみてください。

フォトフェイシャル

脱毛サロンにとって、フォトフェイシャルもサブメニューとして高い人気があります。

というのも、もともと脱毛とフォトフェイシャルは使用する光が似ており、フォトフェイシャルにもわずかながら脱毛と同じような効果があります。そういった事情から、業務用脱毛機の中にはフォトフェイシャル機能を搭載したものもあります。

もちろん機能としてあるからには、サロンのメニューとして加えることもできるので、ぜひ活用してみてください。

バストアップ

バストアップもフォトフェイシャルと同じ理由でおすすめです。こういったメニューに興味があれば、業務用脱毛機を選ぶ段階で条件として加えておきましょう。

ただ、これらはあくまでサブ的な機能なので、機種によって効果に差があります。可能であれば、デモ体験などで実際の効果を確かめてから購入を検討しましょう。

サロンの将来を決めるほどメニュー決めは大切!

「脱毛サロンのメニューは脱毛しかないから簡単なのでは?」と考える方も多いですが、解説したように脱毛サロンのメニュー決めはそこまで単純なものではありません。自分のお店・競合店・お客様といったように、三者それぞれの事情を踏まえた上で決定する必要があります。

ちょうど良いバランスが取れているメニュー設定、料金設定であればそれだけで集客力アップにも繋がりますが、その反対もあり得ます。

メインである脱毛メニューはもちろん、そのほかのサブメニューについても慎重に検討してください。

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

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