美容 2023年07月10日

エステティシャンはネイルOK?必要な指先ケアや身だしなみのポイント

エステティシャンの方や、これからエステティシャンになるという方は、こんなお悩みを持つことも少なくないのではないでしょうか。

「ネイルってしてもいいの?」「見た目はどんなところに気を付ければいいの?」

お客様の美をプロデュースする職業であるエステティシャンは、身だしなみをしっかり整えておくことで、お客様の満足度の向上に繋がります。今回のコラムでは、エステティシャンの爪事情や身だしなみについて解説します。

エステティシャンはネイル禁止?

エステティシャンは基本的にネイルをしながら勤務できないことが多いです。お客様の肌に直接触れて施術を行うエステティシャンは、ネイルがお客様の肌に当たってしまうようなことがあれば信用を失いかねません。

例外的にネイルOKとしているサロンもありますが、後述するポイントに注意する必要があります。

エステティシャンのネイルが禁止される理由

エステサロンにおいて、エステティシャンのネイルが禁止されるのは主に次のような理由によります。

  • 衛生的ではない
  • 施術の妨げになる
  • 印象を損ねる可能性がある

衛生的ではない

お客様に美を提供するエステティシャンは「清潔感」が求められる職業です。顔や身体の手入れを行い、お客様の身体と密に触れることも多く、手や指は特に衛生的にしておく必要があります。

爪にネイルアートを施すと、細かい隙間に細菌や汚れが蓄積しやすくなるため、お客様の肌にトラブルを引き起こしてしまう恐れがあるでしょう。

施術の妨げになる

エステティシャンのマッサージ施術は、手先を使った精密な技術が求められます。長いネイルがあると本来の施術が行えない可能性があることに加え、爪が当たるとお客様に不快感を与えてしまったり、怪我をさせてしまうことも考えられます。

美を提供するエステサロンで、お客様が快適に施術を受けられなかったり、お客様の体を傷つけてしまったりしては本末転倒です。

また、エステティシャンの仕事は施術以外にも手をたくさん使うため、長い爪やネイルアートは作業を妨げる可能性があります。手をスムーズに動かし、快適に仕事をするためにも、爪は短く清潔に保つのが望ましいです。

印象を損ねる可能性がある

美容のプロであるエステティシャンは、お客様から専門的で清潔な印象を持っていただくことが望ましいです。派手なネイルはプロフェッショナルな環境で働く上で必ずしも適切とは限らず、信頼を失ってしまうかもしれません。

エステティシャンにおすすめのハンドケア

以上のことから分かるように、エステティシャンは指先などのハンドケアが欠かせません。次のようなハンドケアをしっかりと行い、好印象を与えられるエステティシャンになりましょう。

  • 爪の長さや形を整える
  • 甘皮処理を行う
  • 角質ケアを行う
  • 保湿ケアを行う

爪の長さや形を整える

爪のケアはネイルをしないだけではなく、定期的にお手入れをすることが望ましいです。爪を短くきれいに整えておくことで、清潔感が出ることに加えて指の形をきれいに見せることができます。

爪の白い部分が見えないくらい短く切り、両端に角を作らないようにやすりがけを行っておきましょう。爪のお手入れは週に2回ほど行うと常にきれいな状態をキープできます。

甘皮処理を行う

ネイルケアの際には、爪の上にある甘皮(ルーススキン)という余分な薄皮を除去しておくことも大切です。乾燥やささくれの原因となる甘皮を除去することで、爪にツヤが出て美しく見えるようになります。

爪にネイル用のオイルを塗り、綿棒を使って爪の生え際を優しく押すことできれいに取り除くことができますよ。タイミングとしては、皮膚が柔らかくなっているお風呂上がりに行うとスムーズに処理できます。

角質ケアを行う

かかとや首筋の角質を取るケアを聞いたことがあるのではないでしょうか。

多くのエステティシャンは、やすりを使って手のひらや指先の角質を除去しています。クリームを使ってお風呂でこすり取るケアもあります。お客様が少しでも不快感を感じないように、角質ケアで感触を整えておきましょう。

保湿ケアを行う

乾燥したガサガサの手でお客様の肌に触れ施術をすることは、プロとして望ましくありません。濡れたままにしておかない、ハンドクリームをたっぷり使って保湿することなどを心がけ、いつでも潤いのある指先にしておくと良いでしょう。

爪専用のクリームも販売されているため、指先全体をしっかりと保湿しておくようにしましょう。

エステティシャンの身だしなみのポイント

エステティシャンとしてお客様に好印象を持っていただくためには、手以外にも気を付けたいポイントがいくつかあります。

  • ヘアスタイル
  • メイク
  • におい
  • アクセサリー

ヘアスタイル

ネイルとは違い、エステティシャンの髪型に関しては自由である場合が多いですが、長い髪はまとめたり、短い髪でもピンで止めたりする工夫が必要になります。

ヘアスタイルは、ボブやミディアムであれば顔周りがはっきり見えるハーフアップがおすすめです。ロングヘアであれば上品な印象を与えられる夜会巻きがおすすめです。

髪色は過度に明るい色は避け、バージンヘアや暗めの茶髪であれば清潔感があります。

エステティシャンの髪型は、施術中に邪魔にならないことや、お客様に良い印象を与えることを意識しましょう。

メイク

メイクに関しては、濃すぎないナチュラルメイクを意識すると良いでしょう。メイクは肌を美しく見せることで印象を高めることができますが、濃すぎると清潔感が失われて逆効果になってしまいます。

化粧品の色は肌になじみやすいもの、リップはベージュや淡いピンクなどがおすすめです。

におい

お客様に不快感を与えないためにも汗のにおいや口臭などはしっかりケアしましょう。とはいえ、強い香りをつけすぎるのもNGです。香水や香りの強い柔軟剤などは不快に思われてしまうことがあるため、注意しましょう。

アクセサリー

ネイルのような直接的に施術に影響するものでなければ、ほとんどのサロンでアクセサリーをつけることは禁止されていません。ピアスなどは大きすぎないものであればOKです。ただし、結婚指輪などお客様の肌に当たる可能性のあるものは、施術中は外しておくのが良いでしょう。

どうしてもネイルをしたい場合の注意点

とはいえ、エステティシャンだけどどうしてもネイルがしたい!という方もいらっしゃるでしょう。エステサロンには様々な種類があり、脱毛サロンなど素手を使わずにマシンで施術するところはネイルOKの場合も。

ネイルをする場合は以下の注意点を意識しましょう。

  • お客様の肌を傷つけない長さに
  • 派手なデザインは避ける
  • フットネイルならOKなことも

お客様の肌を傷つけない長さに

長い爪はお客様の肌を傷つける可能性があるほか、細かい作業にも不向きです。

爪を伸ばしてデコレーションしたいという気持ちもわかりますが、エステティシャンになるのであれば、少し伸びると違和感を感じるくらい、短い爪に慣れましょう。

派手なデザインは避ける

派手な色やデザインは、エステサロンにおいて不潔なイメージを与え、悪目立ちしてしまいます。

ジェルネイルをしても構いませんが、淡色のシンプルなデザインにするのがおすすめです。淡いベージュ系やクリーム系の色は、清潔感をアピールしつつ指先をきれいに見せてくれる効果もあります。

フットネイルならOKなことも

お客様の目線や肌に直接触れることの多い手先のネイルと異なり、フットネイルであればお客さまと接触する機会がほとんどありません。

施術や作業の邪魔になったり、プロとしての印象を下げることも少ないため、サロンによってはフットネイルが認められています。施したい場合はサロンの規則や方針を確認してから行いましょう。

女性の体に触れることを意識して身だしなみを整えよう

いかがでしたでしょうか。エステティシャンはお客様に美容を提供するため、爪先や身だしなみのケアには気を遣う必要のあるお仕事です。特別な資格が必要な職業ではありませんが、プロとしての自覚をもって身だしなみを整えましょう。

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

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