エステサロンのメニューのひとつとして脱毛を取り入れようと考えた時、欠かせないのが業務用の脱毛機です。
家庭用の脱毛器と比べて、高い効果を得ることができる業務用脱毛機ですが、多くの機器が販売されており「どう比較すれば良いのかわからない」「結局どれも同じに見える」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
業務用脱毛機選びは、エステサロンの経営を成功させるために重要なカギを握っています。購入後の後悔を無くすためにも、今回のコラムでは業務用脱毛機を選ぶポイントや注意点を紹介していきます。
業務用脱毛機の金額の相場は?
エステサロンで取り扱う美容機器は、非常に高価なものが多く、業務用脱毛機も例に漏れません。
価格は100万円〜500万円、加えてジェルやランプ交換などのランニングコストが必要です。複数のスタッフで施術を行うのであれば、何台か購入する必要があります。
イニシャルコストを抑えることを目的として、中古の脱毛機を購入することもできますが、満足度の高い施術を行うことやメーカーの保証の有無を考えるとおすすめはできません。
リースやレンタルを行っている美容機器メーカーも有るため、初期費用を抑えたい場合は中古ではなくこちらを検討しましょう。
エステサロンで業務用脱毛機を導入するメリット
非常に高価な業務用脱毛機ですが、購入には大きなメリットがあります。
- 他店との差別化
- 顧客満足度の向上
- 顧客単価のアップ
詳しく解説していきましょう。
他店との差別化
エステサロンといっても、痩身やフェイシャル、リラクゼーション、アロマなど種類はさまざまです。無資格でも開業できる美容サロンは、参入障壁が低いともいわれており、大手サロンだけではなく多くの個人サロンが次々とオープンしています。
競合店に打ち勝ち、定期的に集客していくためには他店との差別化が重要です。周辺店舗と同様のメニュー展開を行っていては、サロンの強みをアピールすることはできません。
まつ毛ケアだけでなく脱毛もできるサロンや男性向けの脱毛とエステメニューの展開など、他店との差別化にうまく脱毛メニューを活用しましょう。
顧客満足度の向上
リピーターを獲得するために重要なのが顧客満足度です。顧客満足度を向上させる要素はいくつかありますが、「施術の効果を実感していただくこと」が基本。
効果の高い脱毛機を正しく使用していれば、多くの場合は目に見える形で効果を発揮してくれます。(脱毛効果の感じ方は肌質や毛質によって変わります。ご了承下さい。)
他にも脱毛には、肌がきれいに見えるというメリットがあります。
これは、毛根からムダ毛が除去されることで毛穴が目立ちにくくなったり、自己処理による肌ダメージが軽減されたりすることなどが関係しています。
エステメニューだけではなく脱毛も行うことで、結果的にお客様の悩みの解決に繋がる可能性があります。
顧客単価のアップ
脱毛は非常に生産性が高いメニューです。例えば全身脱毛の相場は2万円〜3万円(※1回あたり60〜90分程度)が平均的な相場。他のメニューと組み合わせることで顧客単価のアップを狙えます。
脱毛完了まで回数を重ねる必要があるのも脱毛の大きなメリット。エステサロンの運営を安定させるためにはリピート率が重要です。複数回通っていただくことでお客様との信頼関係も築きやすくなります。
医療用との違いについて
脱毛機を検討するに当たり、医療機関で提供されるレーザー脱毛とエステサロンやジムなど、医療機関以外で提供される光脱毛の違いについても理解しておきましょう。
- レーザー脱毛
- 光脱毛
レーザー脱毛
メラニン色素に反応する特殊な光を照射し、発毛組織を破壊します。発毛組織の破壊は医療行為にあたるため、医療機関でしか施術を行うことができません。
高出力のレーザーを当てるため、短期間で効果を得やすいですが、肌ダメージを感じやすいという特徴があります。
光脱毛
レーザー脱毛と光脱毛は、脱毛のメカニズムは変わりません。しかし、医療機関以外では組織の破壊はできないため、レーザー脱毛よりも弱い光を照射します。発毛組織に少しずつダメージを与え、発毛能力を衰えさせるのが光脱毛です。
レーザー脱毛よりも、効果を実感するまでに時間がかかりますが、肌への負担が少ないのが特徴です。
施術するのに資格もいらないので、エステサロンだけではなくスポーツジムや美容院などでも導入されています。
エステサロンにおける業務用脱毛機の選び方
業務用脱毛機を選ぶときに、抑えておきたい7つのポイントをご紹介します。
- 価格・ランニングコスト
- 性能
- 多機能性
- 単発式・連射式
- 使いやすさ
- 安全性
- 製品保証
それぞれのポイントについて詳しく説明していきましょう。
価格・ランニングコスト
まずは価格。本体価格に目が行きがちですが、ランニングコストの比較を忘れてはいけません。たとえ脱毛機の本体価格が安くとも、ランニングコストがかさんでいては意味がありません。
業務用脱毛機を使用し続けるには、ランプを定期的に交換する必要があります。そして、機器によって交換する目安となる照射回数とランプの交換費用は異なります。
このことから、ランニングコストは1ショットあたりいくらで換算されることが多いです。相場としては0.1〜1円の場合が多く、弊社製品のCLEAR/SP-efの場合、【ランプ代18.8万円/総ショット数100万発】のため、1ショット0.18円と計算できます。
脱毛機を長く安全に使用するには定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスはメーカーにより、無料で行っている場合と有料で対応している場合があります。マシンの比較を行う際には、事前に問い合わせしておくと良いでしょう。
こちらのページで、CLEAR/SP-efのコストパフォーマンスについて他社と比較を行っております。ぜひご覧ください。
性能
業務用脱毛機の性能は、店舗の売上に大きく関わってきます。
どれだけ安い脱毛機でも、効果がなければ意味がありません。お客様の信頼も損なってしまえば、リピートに繋がらないばかりか、サロンの運営が危ぶまれます。
効果と合わせて注意したいのが施術時の痛みについてです。レーザー脱毛に比べて比較的刺激が弱い光脱毛ですが、毛が太く濃い部分や皮膚が弱い部分は輪ゴムで弾かれるような痛みを感じることがあります。
VIOや男性のヒゲ脱毛がこの条件に当てはまります。男性の毛質は全体的に濃く毛根まで太く痛みを感じやすいため、脱毛施術にストレスを感じやすいので注意が必要です。
効果はそのままで男性や子どもなどの毛にも対応できる脱毛機や、照射時の痛みを軽減できるように冷却機能がついている脱毛機を選ぶのが良いでしょう。
多機能性
脱毛機の中には、脱毛だけではなくその他機能が搭載されている事があります。例えばスキンケアやバストケア機能。
多機能な業務用脱毛機を導入することで、施術の幅を広げることが可能です。
単発式・連射式
脱毛機は単発式と連射式に分かれています。単発式は、名の通りおおよそ1秒〜2秒に1発ずつ照射を行います。一方連射式は、1秒あたりの照射が2発以上のものを指します。
数年前までは単発式が一般的でしたが、現在は連射式が主流になりつつあります。
連射機能によって広い範囲も手早く施術することが可能で、全身脱毛を1回施術するのに30分前後で終えることもできます。施術時間が短くなると、お客様にとっては施術にかかる負担軽減に繋がり、店舗側にとっては回転率の改善や満足度の向上を図ることが可能です。
ただし、連射式は照射する光が不安定になりやすいというデメリットを持つため、気を付けなければいけません。
弱点をカバーするために、往復照射を行えば施術時間が増えるだけではなく、ランプの消耗もそれだけかさむのでランニングコストも上がってしまいます。
使いやすさ
業務用脱毛機を導入する際には、必ずデモ体験を行い、使いやすさを確認しましょう。脱毛は全身の施術を行うため、ハンドピースが重い、扱いにくいなどの問題があると施術に負担がかかってしまいます。
また、直感的に使えるようなタッチパネルや操作方法になっているかもチェックしましょう。海外メーカーの脱毛機であれば、日本語対応しているかも確認しなくてはいけません。
安全性
脱毛に関する顧客トラブルは多く、マシンの安全性には注意が必要です。
自分のサロンは大丈夫だと思っていても、脱毛は肌に直接触れる施術です。万が一機器に不備があれば、効果が出ないだけではなく、最悪の場合、お客様の肌を傷つけてしまう可能性も。
マシンの安全性にこだわるなら、国内メーカーがおすすめ。日本人の肌質や毛質に合わせて開発されているので安心です。万が一故障してしまった場合にも、国内で修理が可能なので迅速に対応してくれます。
製品保証
どれだけ丁寧に使っていても、脱毛機は精密機械であり、不具合が生じることがあります。
そのため、業務用脱毛機には購入時に製品保証が付随されていることがほとんどです。ただし、この製品保証の内容や保証期間はメーカーによって異なります。
「マシンが壊れてしまい、お客様に施術を行えなくなる」なんてことが無いように、代替機の貸し出しについても調べておきましょう。
その他アフターサポート
多くの美容機器メーカーでは購入後のアフターサポートを用意しています。前述した製品保証や安全性に関する保証など、製品自体のサポートだけではなく店舗の経営に関しても支援してくれる場合があります。
エステサロンの運営を早く基盤に乗せるためには経営や運営に関するノウハウがあると安心です。機械導入後のメニュー作りや集客方法など、総合的に相談できる会社を選ぶのが良いでしょう。
エステサロンにおける脱毛機選びの注意点
脱毛機を選ぶ7つのポイントをご紹介しました。次は注意点も抑えておきましょう。
- 口コミだけで評価せずデモ体験を必ず行う
- サロンのコンセプトに合わせた機器を選ぶ
- 脱毛方式ごとの特徴を理解する
- 中古機器の購入は慎重に検討する
口コミだけで評価せずデモ体験を必ず行う
業務用脱毛機を比較する際には、効果や使い心地を実際に試すようにしましょう。公式サイトや口コミだけで判断せず、自分が納得するものを選ぶのが大切です。
脱毛技術は年々進化しており、各社新しい脱毛方法を開発しています。最新型の脱毛機であれば、口コミが少なくなるのは当たり前です。
何社も比較し検討するのは大変だと思いますが、デモ体験はぜひ積極的に活用するようにしましょう。
サロンのコンセプトに合わせた機器を選ぶ
エステサロンのコンセプトやターゲットに合わせて、立地や内装を作り上げていきますが、メニューにおいても同じです。
例えば、子どもと通えるような女性限定のアットホームなエステサロンを目指すとします。このときのメインターゲットはお子さまを持つ女性ですが、ここで注目したいのが近年人気を集める「子ども脱毛」です。
思春期を迎えた子どもは大人以上にムダ毛に対してコンプレックスを感じることもあるでしょう。お客様の施術を通して、ヒアリングを行っているうちに、子どもの悩みについて相談されることもあるかも知れません。
ニーズを見越し、子どもの肌にも対応できる脱毛機を選ぶと他店との差別化に繋がります。
ターゲットの心理や背景をできるだけ想像し、脱毛機を選ぶと後悔のない脱毛機選びが叶います。
脱毛方式ごとの特徴を理解する
一口に業務用脱毛機といっても脱毛方法はさまざま。【特殊な光を当てて脱毛効果を得る】という仕組みは一緒ですが、どこに働きかけるのかどんな特徴があるのかが脱毛方法によって異なります。
ここでは代表的な脱毛方式についてお話していきます。
- IPL
- SHR
- THR
詳しく見ていきましょう。
IPL
IPL脱毛は、毛のメラニン色素に反応させる光を照射し、毛の成長に関わる毛母細胞や毛乳頭にダメージを与える脱毛方式です。出力の強い熱を使った方式ですので、髭など毛質が濃くて毛根が深い毛に対してアプローチが可能です。
一方、IPL脱毛は比較的刺激が強い脱毛方式といわれており、毛質が濃いワキやVIO、髭に対する照射は強い痛みが伴う可能性があります。また、肌に対する刺激が強いので、2〜3ヶ月に1度しか施術が受けられないこともデメリットのひとつ。
加えて、”メラニン色素に反応する”という特徴から、産毛や色素の薄い毛には効果を発揮しにくいといわれています。
SHR
出力を下げることにより、IPL方式の強い刺激や施術期間の長さを解決したのがSHR脱毛。
弱い光を連続で照射することで、肌の中に熱を徐々に溜めていき、毛包全体にアプローチしていきます。SHR脱毛は連射をすると徐々に出力が落ちるので、同じ箇所に往復して何度か光を当てる必要があります。
熱を蓄積するため、毛質や肌質に関係なく脱毛効果を発揮できるのが特徴。毛周期に関係なく施術を行えるため、脱毛完了までが早いのも大きなメリットです。
しかし出力が低い分、肌に対する刺激が少ないですが、熱が届きにくいという理由で髭など毛根が深い箇所には効果が出づらいといわれています。
THR
THR脱毛は、SHR脱毛の弱点だった、連続照射による光のムラを改善し、連続照射をしても照射威力が弱まることがないため、往復照射が不要で、よりスピーディな施術が可能です。
また、赤外線を上手くブレンドした波長を使うことで、肌表面ではなく、肌内部に浸透する光を実現しているので、従来のIPL方式と同等の出力を用いながら、施術に伴う痛みと肌負担の軽減を可能にしました。
高出力で肌内部に浸透する光を用いているので、毛根が深い髭に対する効果が高いことに加えて、毛の表面部分の色素に効果が左右されにくい分、色素が少なくて抜けにくいといわれている産毛に対してもしっかりアプローチが可能です。
SHR方式とIPL方式のデメリットを改善して、更に両方のメリットを組み合わせて進化させたTHR方式は「成長初期・成長中期・成長後期」と従来より幅広い毛根に対して効果を発揮することができます。
そのため、最初の数回の施術で効果が見えやすいことや、最短2週間〜1ヶ月の間隔で施術ができるので、脱毛完了までの期間が短いことも特徴として挙げられます。
中古機器の購入は慎重に検討する
フリマサイトやオークションサイトを確認すると、中古の業務用脱毛機が出品されている事があります。
ただでさえ物件契約や備品購入など費用がかさむ開業時ですから、少しでも初期費用を減額したい気持ちは理解できます。しかし、前述した保証やアフターフォローは中古品を購入すると対象外になることが多いです。
結果的にメンテナンス費用がかさんでしまったり、すぐに故障してしまい新しい脱毛機を購入しなくてはいけなかったり、思わぬ費用がかかることがあります。
CLEAR/SP-efの強み
CLEAR/SP-efは、最先端の脱毛方法である「THR脱毛」を搭載した業務用脱毛機です。長年、脱毛ビジネスを追求してきた株式会社NBSが開発から製造まで手掛けています。
CLEAR/SP-efの魅力を詳しくご紹介していきます。
最新のTHR脱毛搭載&冷却機能付き
連射でも照射パワーが衰えない抜ける光を実現しました。往復照射の必要がないので、施術スピードを大幅に改善し、回転率のアップや人件費など間接的にかかるコストも削減できます。
業務用脱毛機の痛みの原因となるのは、照射時に発生する熱です。照射前に冷却ジェルを塗ったり、照射後にクーリングしたりすることで、熱を防ぎ肌への刺激を軽減できます。
しかし、このように別途で冷却が必要な脱毛機は、照射時の刺激を感じやすく施術がストレスになる、クーリングに時間がかかるなどデメリットがありました。
CLEAR/SP-efは、照射面が最大-15度まで下がる冷却機能を搭載しています。冷却機能により、痛みに敏感な子どもや痛みを感じやすいメンズ脱毛でも、施術中のストレスを軽減し、他店との差別化を図ることが可能です。
子どもから男性まで3つのモード搭載
CLEAR/SP-efにさらに機能が加わった「CLEAR/SP-ef#」には男性向け、女性向け、子ども向けの3つのモードを搭載しています。
皮膚が薄く痛みを感じやすい子ども脱毛は、照射レベルを下げて施術するのが一般的でした。しかし、出力を下げれば脱毛効果を感じにくくなってしまうため「子ども脱毛は効果が出にくい」といわれていました。
しかし、「CLEAR/SP-ef#」はジュニアモードと特殊フィルターにより、肌に優しいのに効果的な施術を実現しています。
男性特有の毛根が深く濃い体毛に対しても、しっかりと効果を感じられるように、出力の幅を高く設けました。肌内部への浸透率の良い光を照射しているので脱毛効果に高い期待ができます。
国内生産、国内修理工場
CLEAR/SP-efは、国内にある本社工場内で脱毛機の製造〜修理まで行っております。
海外製の脱毛機は、故障時にパーツの取寄せや修理に時間がかかる可能性があります。NBSでは日本製の部品を中心に良質なパーツを組み合わせ、丈夫な脱毛機を一台一台組み立てています。
万が一の故障やトラブル顧客専用ダイヤルでは、機械のプロフェッショナルが迅速に問題解決にあたります。必要な場合は代替機を迅速に手配いたしますので、修理中に「施術が行えない」「予約をキャンセルしなくてはいけない」などといった事態になることはございません。
エステサロンの運営面まで手厚くサポート
エステサロンはオープンすることがゴールではありません。NBSでは、オーナー様の理想とするエステサロンに近づけられるように永続的なサポートを行っています。
3,500店舗以上の脱毛機の導入実績と直営店のノウハウをお伝えします。
顧客様限定のカスタマーサイトでは、カルテや施術のビフォーアフター写真などすぐに活用できるデータを無料で提供しています。ぜひご活用ください。
エステサロンの脱毛機選びは慎重に
今や、定番の美容メニューともいえる脱毛。エステサロンで脱毛メニューを展開するには業務用脱毛機がかかせません。
業務用脱毛機を選ぶときは以下のポイントに沿って、比較検討を行いましょう。
- 価格・ランニングコスト
- 性能
- 多機能性
- 単発式・連射式
- 使いやすさ
- 安全性
- 製品保証
人気のある脱毛機が必ずしも自分のお店にとって良い脱毛機だとはいえません。コンセプトやターゲットに合わせたマシン選びをしましょう。
NBSでは、脱毛機の導入に役立つ資料を多数準備しております。まずはお気軽に資料ダウンロードフォームからお問い合わせください。